スペインの聖週間を締めくくる「アルバセテの太鼓祭り」
アルバセテにあるエジンの聖週間は、「太鼓祭り」でクライマックスを迎える。これは村最大の祭りで、およそ2万個の太鼓の音が絶え間なく鳴り続け、その大きな音は数日間続く。
最も盛大な太鼓祭りが行われのが、聖木曜日の午前零時。一方、太鼓のドンドン響く音とは全く対照的に、聖金曜日の夜は沈黙と追憶に包まれる「聖なる埋葬」の行列が練り歩く。この行列には、20世紀の彫刻の最高傑作とされる彫刻家のマリアーノ・ベンリウレのキリスト横臥像が姿を現す。そして、土曜日の夜から日曜日の午後に迎えるフィナーレでは多くの鳩が放たれて、エジンの村に聖週間の終わりが告げられる。
聖週間は、スペインに深く根付いた祭りの一つ。数世紀にわたって続けられているこの行事の中で、キリストの情熱と死を思い起こす。その期間中、多くの町は村の街角が熱情と宗教献身の舞台となる。
Tamborada 2017
開催日 |
2017年4月12~16日 |
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開催地 |
アルバセテ県エジン |
ウェブサイト |
(写真はイメージです)
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