Visit Oulu が東京でデスティネーション・セミナーを開催

2017年04月18日 掲載

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人口およそ25万人、フィンランド北部の西海岸に位置するオウル市は、同国で5番目に大きな都市。携帯電話のメーカーとして日本でもお馴染みの開発ベンダー「NOKIA」の研究所を擁する北欧最大のハイテク都市で、国内線フライトの発着便数はヘルシンキに次ぐ規模を誇る。

そんなオウル市がEUの支援を受け、オウル市とシュオテ、プダスヤルヴィ、ロクア、カラヨキの周辺地域の観光をプロモーションする「Attractive Oulu Regionプロジェクト」を始動した。そのターゲットとなったのが、日本、中国、そしてドイツ。オウルの特長を活かした「教育・産業・自然」をメインに今後2年半、これらの国でオウル観光の活性化に取り組む。

オウル市は、Visit Finland(フィンランド政府観光局)のマーケティング業務を受諾している Foresight Marketing と協力し、日本マーケットでの同地域におけるポテンシャルや特長を分析。さらに4月上旬に本プロジェクトのマネージャーであるヨハンナ・サルメラ氏が来日。「教育・産業・自然」をテーマに、東京で旅行業界関係者を集めたデスティネーションセミナーを開催した。


ヨハンナ・サルメラ氏

プロジェクトマネージャーのヨハンナ・サルメラ氏



プレゼンテーションを行ったサルメラ氏は、オウル、ラップランド、ヘルシンキ周辺地域でアジアとの関係に重点を置いた観光開発に15年従事したキャリアを持ち、「オウル地域は、教育・および産業観光というテーマにおいて、その他のフィンランドの地域と差別化し、日本の旅行業界に付加価値をもたらすことができるものと確信している。」と述べている。

オウル地方には、フィンランド唯一のユネスコ・ジオパーク「ロクアジオパーク」や、バード・ウォッチングの聖地リミンカ湾ビジネスセンターなどがある、とサルメラ氏。オウル市は、2016年6月からネイチャー・ツーリズムに特化した商品開発や受け入れ態勢の整備などを行っており、今後はそれらを教育関連旅行や視察旅行などと組み合わせることにより、さらに魅力溢れる企画になるとアピールした。

もちろん人気のオーロラ鑑賞もできる他、ラップランド最大の都市ロヴァニエミまで約2時間半という距離も、既存のコースをアレンジして組み込みやすいのではないだろうか。

また、今回のデスティネーションセミナーでは、2017年2月に実施されたFAMの参加者のうち4名が登壇するパネルディスカッションも行われた。


visitoulu_03

2017年2月に実施されたFAM参加者によるパネルディスカッション



「Visit Oulu プロダクトマニュアル」が完成


Visit Ouluは、旅行会社を対象に制作した「Visit Oulu プロダクトマニュアル」の配布を開始した。この資料には、フィンランドらしいアクティビティはもちろん、幼児教育から大学まで、すでに受入が許可されている教育施設や企業の視察が掲載されている。また、フィンランド最新医療技術や新世代5Gデータ通信といった最先端のビジネス視察など多数紹介されている。資料請求(着払い)は、Visit Finland まで。


プロダクトマニュアル

旅行業界向けに配布されているビジット・オウルのプロダクトマニュアル



Visit Oulu 今後の活動予定


2017年に予定されている、Visit Oulu の日本マーケットにおける活動内容は以下の通り。
  • 4月3~5日: ツムラーレワークショップ出展(福岡・大阪・東京) ※終了
  • 4月6日: Visit Oulu デスティネーションセミナー ※終了
  • 9月上旬: FAMツアー実施
  • 9月13日: フィンランド政府観光局主催「MOI MOIワークショップ」参加(東京)
  • 9月21~24日: 「ツーリズムEXPO」、Visit Finland(フィンランド政府観光局)のブース内に出展(東京ビッグサイト)

Visit Oulu

ウェブサイト

http://www.visitoulu.fi


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