ハンガリーで若者に人気のフォークロア・ファッション

2016年03月16日 掲載

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ブダペスト中央市場の2階にも、衣類や伝統工芸品を店舗が集まっています



2月末から取材のため、急遽ハンガリー入りしました。春に予定している次回の特集テーマは「大人のためのハンガリー」(仮題)。各地で取材した世界遺産や温泉、カフェ、ワイン、最新のガストロノミー事情を交え、大人だからこそ味わい尽くせるハンガリーの魅力に「旅コム」独自の視線で迫ります。ぜひご期待下さい!

さて、そんなハンガリーでは、街中のお土産屋さんで刺繍が施された民族衣装やテーブルクロスなどをよく目にします。「カロチャ」や「マチョー」など、細かく分類すると30種以上にもおよぶハンガリー伝統の刺繍。近年、この刺繍がハンガリーの若者の間で、ちょっとしたブームとなっているそうです。

とはいえ、皆が揃って刺繍の入った民族衣装を着ているということではありません。普段使いのグッズやファッションに、さりげなく刺繍が入っているところがポイント。なんでも最近では、刺繍をワインポイントにしたウエディングドレスも、大人女子たちのハートを射止めているようです。

このブームのきっかけとなったのは、2011年のF1グランプリ最終戦のブラジルGP。この時、チーム(メルセデス)に所属するジェンソン・バトンやルイス・ハミルトンが、ハンガリー人デザイナーが手がけたカロチャ刺繍入りのレーシングスーツで登場し、話題になったことだったそうです。


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カロチャ刺繍のテーブルマットは、お土産にもお勧めです。



そうしたハンガリーのフォークロア・ファッションは、ハリウッドにまで飛び火。ニコール・キッドマンやエマ・ワトソンといったファッションリーダーたちが目を付け、刺繍入り可愛いワンピースを素敵に着こなしたりしています。オーストラリアのブランド「アリス・マッコール」からも、カロチャ刺繍にインスピレーションを得たコレクションが発表されていますので、すでにご存じの方もたくさんいらっしゃるかも知れませんね。

ファッショングッズには、バッグやアクセサリー、スニーカーなどもあるようです。これからハンガリーにお出かけの方、最新のフォークロア・ファッションは要チェックです! (取材協力:ハンガリー政府観光局、LOTポーランド航空)

画像・動画:当編集部撮影


(写真はイメージです)

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