シュトラウス生誕200周年を記念し、ウィーン市観光局と欧州宇宙機関が『美しく青きドナウ』を宇宙へ
Waltz into Space: Why The Blue Danube Waltz was not on the Voyager Golden Records
(配信元:Vienna/YouTube)
2025年5月31日の夜8時30分(日本時間:翌6月1日午前3時30分)にオーストリア応用美術博物館(MAK)で実施される「ワルツ・イントゥ・スペース」は、ウィーン生まれの名曲を宇宙空間に送信する異色のミッション。ウィーン交響楽団が生演奏する楽曲『美しく青きドナウ』を信号化し、スペインのセブレロスにあるESAの深宇宙アンテナから太陽系外を飛行中の「NASA ボイジャー1号」に向け、毎秒299,792,458メートルの光速で送信される。

© Vienna Tourist Board
ウィーンから送信された信号は、約1.34秒で月の軌道に到達。さらに4分20秒後には火星、37分後には木星、4時間後に海王星の軌道へと達し、17時間後には太陽系の境界であるヘリオポーズに到達した後に太陽系を離れ、ボイジャー1号には送信開始から23時間3分後に追いつく計算となっている。
その後、『美しく青きドナウ』はボイチャー1号を越え、宇宙空間の飛行を続ける。
本イベントの様子は、以下の特設サイトとウィーン市観光局のInstagramで生中継を予定。また、ウィーン3区のシュトラントバー・ヘルマンと、米国ニューヨークのブライアントパークにてライブ上映会も開催されるという。

© Vienna Tourist Board
Waltz into Space
実施日 |
2025年5月31日 20:30~(現地時間) |
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会場 |
オーストリア応用美術館(MAK) ※一般非公開 |
実施団体 |
ウィーン市観光局、欧州宇宙機関(ESA)、ウィーン交響楽団 |
特設サイト |
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