ドイツ圏初!今秋、美術史博物館で「ベラスケス展」開催
2014年秋、ウィーンにある美術史博物館で、ドイツ語圏初となるスペイン・ハプスブルク家の宮廷に仕えた巨匠ディエゴ・ベラスケスの作品だけを紹介する大規模な特別展が開催される。同展では、ベラスケスの極めて多彩な芸術的表現能力に焦点を合わせ、名高い肖像画をはじめ、神話を題材とする作品、宗教画、静物画、風景画、動物を描いた作品などを紹介する。
17世紀におけるマドリードのスペイン・ハプスブルク家とウィーンのオーストリア・ハプスブルク家の家族的・政治的結びつきにより、ウィーンの美術史博物館・絵画部門には、スペイン王フェリペIV世の宮廷画家だった巨匠の卓越した肖像画の数々を所蔵。これらは3才、5才、8才の幼い姫君を描いたマリア・テレサ姫やフェリペ・プロスペロ王子の肖像や、マルガリータ・テレサ姫を描いた3部作は世界的にも知られている。これらは、オーストリア・ハプスブルク家の未来の花婿のため制作されたものである。
また、ロンドンのナショナルギャラリー、マドリードのプラド美術館などからも貸し出された貴重な作品も展示。ディエゴ・ベラスケス独自の多岐にわたる作品群に、新たな視角を提供する。なお、ベラスケスはマドリードの王立ギャラリーにある絵画作品を研究しただけでなく、イタリア滞在中にも多くの画家の作品を研究している。
Velázquez
会期 |
2014年10月28日~2015年2月15日 |
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場所 |
美術史博物館 |
ウェブサイト |
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