ウィーンの「ヴィルギル礼拝堂」が再公開
ウィーン旧市街の地下にある「ヴィルギル礼拝堂」は、、ウィーンで最も保存状態のよいゴシック建築。1973年の地下鉄工事の際、シュテファン大聖堂の下12メートルのところで発見され、2008年からは保存目的のため閉鎖されていたが、このほど抜本的な修復が終了して、2015年12月12日から一般公開が再開されている。
入口があるのは、地下鉄シュテファンスプラッツ駅(地下鉄U1とU3)の地下通路。静寂に包まれた神秘的なゴシックのヴィルギル礼拝堂に、新たに中世のウィーンを紹介するコンパクトな展示も設置された。
神秘的な静寂に包まれた地下礼拝堂は、1220~30年頃、当時予定されていた聖堂の地下部分として初期ゴシック様式で建設された。1246年頃には礼拝堂壁面に建築要素が描かれ、太陽十字が加えられた。地上部分には後に、マリア・マグダレーナ礼拝堂が建てられた。この小さな聖堂の平面図は、現在もシュテファン広場の地面に明確に描かれている。
Virgilkapelle
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(写真はイメージです)
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