ゲントの「神秘の子羊」が9月から修復
ゲントの聖バーフ大聖堂にあるファン・アイク兄弟作の祭壇画「神秘の子羊」は、15世紀に描かれたとは思えないほどのみずみずしく、そして精緻な細部の描写は見るものを圧倒し、初期フランドル絵画の最高傑作と言われる作品だ。
その「神秘の子羊」の修復作業が、2012年9月から約5年間に渡り行われる。修復期間中も、修復されているパネル以外は通常通り公開されるが、修復作業準備に入る9月10日からの4日間は一般の見学はできないので注意が必要だ。なお、修復期間中「神秘の子羊」をたっぷり楽しむなら、下記のコースがお勧めだ。
◆ ゲント美術館
ヒエロニムス・ボス「十字架を担うキリスト」やアンソール、マグリット等の作品が見られる美術館。 「神秘の子羊」の修復作業はこの美術館で行われ、修復作業の見学もできる。
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◆ ゲント市立美術館STAM
「神秘の子羊」は複数のパネルからなる祭壇画ですが、そのうちの「The Just Judges」パネルは1934年に盗難にあってから、今もまだ発見されていない。この失われた作品の謎を追った展示が、ゲント市立美術館STAMにて行われている。STAMへは、ゲント美術館から徒歩で約10分。
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◆ 聖バーフ大聖堂
ゲントの観光では聖バーフ大聖堂だ。修復中も作業が行われていない「神秘の子羊」の祭壇画パネルは、聖バーフ大聖堂に展示され一般公開される。
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De restauratie van het Lam Gods begint in september
修復準備期間 |
2012年9月10~14日 (この間の見学は不可) |
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(写真はイメージです)