来春、ベルギー王立美術館に「世紀末美術館」が登場!
2013年5月7日、ブリュッセルにあるベルギー王立美術館に、ベルギーでモダニズムが花開いた19世紀末の作品を中心に集めた「世紀末美術館」が開館することが発表された。
時代の最先端を行く文化の中心地となった、19世紀末のブリュッセル。特に、象徴派やワグナー崇拝者、さらにアールヌーヴォーなど、文学や絵画、音楽、オペラ、建築、写真、詩など様々な分野で新たな流れを生み出し、多くの巨匠を輩出。ノーベル文学賞を受賞した「青い鳥」の作者メーテルリンク、仮面を使った個性的な作風で知られる画家アンソール、「スフィンクスの愛撫」などの作品で知られる画家クノップフ、アール・ヌーヴォーを初めて建築に取り入れたオルタなど、19世紀末から20世紀初頭のベルギーでは各分野で多くの芸術家が活躍していた。
ベルギー王立美術館はもちろん、ベルギー王立芸術歴史博物館や王立図書館、王立モネ劇場、王立フィルム記録保管所などの協力のもと、来年オープンの運びとなった「世紀末美術館」では、革新的な芸術を目指す「二十人会」や文学者の団体である「自由美学」といった、1863年以降に生まれた芸術家グループを中心に作品を展示。特にブリュッセル市が保管していた個人所有のコレクションであるギリオン・クロヴェット・コレクションは大きな見どころの一つとなっている。
Musée Fin de Siècle / Het Fin-de-Siècle Museum
開館時間 |
10:00~17:00 (2013年5月7日オープン) |
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休館日 |
月曜 |
入場料 |
〔一般〕 EUR 9.00 〔オーディオガイド〕 EUR 5.00 (英・蘭・仏・独語) |
住所 |
Rue de la Régence 5, Brussels (団体用出口は別にあり) |
ウェブサイト |
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備考 |
日本語のガイドツアーは要予約 |
(動画はイメージです)
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