ブリュッセルの王宮、夏の特別公開
ブリュッセルにある王宮は、ブリュッセル屈指の特に美しい建物。正面のブリュッセル公園を挟んだ反対側に国会議事堂があり、王宮では国王が執務にあたっている。また、国賓を迎える公式行事にも使われている重要な建物で、国王がベルギー国内にいる時には王宮の屋根に国旗が掲揚されている。
ブラバント公の宮殿跡地に建てられた現在の建物は、18世紀にネーデルランド王オレンジ公ウィレム1世の治世下に再建されたものを礎としており、1904年に国王レオポルド2世によってルイ16世様式に改築された。建物の両翼部分は18世紀に建てられたもので、右翼に歴代の王の紹介と共にベルギーの歴史を学べる「ベルビュー博物館」がある。
そのブリュッセルの王宮が、夏季に無料で一般公開されている。貴重な絵画やタペストリーはもちろん、「鏡の間」は必見。ベルギーを代表する現代アーティストのヤン・ファーブルが、この部屋の天井とシャンデリアをタイの玉虫140万匹の羽(さやはね)で覆い、幻想的な空間「喜びの天国」を作り出している。
建物の正面にあるブリュッセル公園は、緑豊かな市民の憩いの場で多くの彫像や噴水が配されています。1835年、建築家ジンネの設計によってフランス庭園に造り変えられた。また、王宮の近くには王立美術館や楽器博物館、アートセンターBOZARなど芸術と文化を担うスポットが集まっている。
Opening of the Royal Palace in Brussels 2014
期間 |
2014年7月22日~9月7日 |
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入場料 |
無料 |
場所 |
ブリュッセル中央駅から徒歩10分 |
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