メッヘレンの「ブスレイデン邸博物館」が再オープン
ブルゴーニュ公国時代にネーデルランドの首都にもなったことのあるメッヘレンは、ベルギー・フランダース地方の歴史ある町。15世紀後半からオーストリアのマルガレーテが死去する16世紀前半まで、この地方の政治そして文化の中心として機能し、当時のメッヘレンにはネーデルランドの大評議会や最高裁判所も置かれ、後に神聖ローマ皇帝となる若き日のカール5世が暮らしていた。また、ヤン・ファン・エイクやピーテル・ブリューゲル、エラスムスなどが、芸術や技術、そして科学の分野で活躍してた。
そんなメッヘレンにある「ブスレイデン邸博物館」が再オープンし、2018年3月23日からは企画展「正義への呼びかけ:ブルゴーニュ公国時代のネーデルランドの芸術と法」が、7月1日からは一般公開が始まる。
「ブスレイデン邸」は、16世紀の人文主義者ヒエロニムス・ファン・ブスレイデンが住んでいた場所。トーマス・モアやエラスムスも訪れ、当時の知識階級社会の中心となっていた。
ブスレイデン邸博物館には、ブルゴーニュ時代の人々の暮らしが紹介されている他、メッヘレンが最盛期を迎えていた時代のブルゴーニュ文化、初期ハプスブルグ文化が体験できるようになっている。
また、メッヘレンが所蔵するブルゴーニュ時代の芸術作品も展示され、さらにアントワープ王立美術館やブリュッセルの王立歴史文化博物館、王立図書館、ゲント市立博物館の所蔵品も貸し出される。
Hof van Busleyden Mechelen
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(写真はイメージです)
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