リニューアルした「グルートフーズ博物館」でブルゴーニュ公国の暮らしを垣間見る

2019年06月04日 掲載

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グルートフーズ博物館は、ブルージュが交易の中心地として繁栄した中世の建物を利用したユニークな博物館。タペストリー、レース、銀製品、木彫刻といった当時の手工芸品を中心に、ひとつひとつにストーリーが残る文物をが展示されている。


Gruuthusemuseum_03

© Sarah Bauwens



この建物を所有していたのは、中世のビール醸造に欠かせないハーブ「グルート」を専売したグルートフーズ一族。中でも、ブルゴーニュ公国の宮廷にも出入りしていた貴族、ローデワイク・ファン・グルートフーズ卿の時代に最も繁栄を極めた。ローデワイク・ファン・グルートフーズ卿は、街の中心部にある自邸に私財を費やし、今日残る美しい館へと改装した。

そうした多くのコレクションを有するのが「グルートフーズ博物館」。地図の銅版、印鑑、ステンドグラス、装飾が施された手稿、タイル、楽器、硬貨、家具、食器、靴、衣類、宝飾品、タペストリー、絵画、彫像、彫刻など、そのコレクションは多岐にわたる。


Gruuthusemuseum_02

© Musea Brugge I Dominique Provost Art Photography - Brugge



ハイライトは、家族のためだけに造られた礼拝堂。ブルージュ最大の教会「聖母教会」を望むこの礼拝堂まで専用の通路が設けられていたことからも、当時の一族の勢いが感じられる。

Gruuthusemuseum

開館時間

火~日 09:30~17:00

休館日

月曜日、12月25日

入館料

〔一般〕EUR 12.00

住所

Dijver 17C, Brugge

ウェブサイト

http://www.museabrugge.be/en/visit-our-museums/our-museums-and-monuments/gruuthusemuseum

情報提供:オランダ&ベルギー・フランダース 観光ニュース


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