フィンランド、3年連続で幸福度ランキング世界1位を獲得

2020年03月25日 掲載

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フィンランド人を幸せにさせる一つが「自然」。フィンランドの人々は、ゴムの長靴を履いて森へ出かけ、 ゆったりとした時間を過ごし、気持ちをリラックスさせるのが大好きな国民である。
新型コロナウィルスの影響で、旅行そのものが難しい状況となっている今こそ、自身や家族の健康やウェルネスに目を向けるチャンス。そこで Visit Finland がオススメする、自宅で簡単にできる5つのフィンランド式リラクゼーションをご紹介しよう。


〔その1〕 1日の始まりは「冷たいシャワー」で!

フィンランド人はサウナ同様、冬に泳ぐことを好む国民。氷水に飛び込む醍醐味は、水から上がる時に体中に沸き起こる感覚。体が乾き、体内の循環が活発になって体が温まるにつれ、精神を安定させるホルモン(セトロニンとドーパミン)が上昇してストレスが解きほぐされ、幸福感に包まれるのだという。


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© Visit Finland



これを自宅で簡単に取り入れる方法は「冷たいシャワー」。朝、この冷たいシャワーを数分浴びれば、リフレッシュして1日をスタートできるに違いない。冷たいシャワーと温かいシャワーを交互に浴びれば、サウナのような効果が得られ、血液の循環もさらに高まる。フィンランド人の精神「Sisu」に習って挑戦してみよう!



〔その2〕 「読書」を通じて世界を知る

フィンランド人にとって欠かせないもう一つは「読書」。フィンランドには多くの図書館があり、中でも2019年にオープンしたヘルシンキ中央図書館「Oodi」は<世界の最も優れた公営の図書館>に選ばれるほど。
また、2016年にはフィンランドは国連の<最も識字率の高い国>に選ばれていて、図書館を積極的に利用する国民とも言える。人口550万人のフィンランドでは、年間 6,800万冊の本が貸し出されている。


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© Visit Finland



最も広く愛されているフィンランド文学と言えば、作家のトーベ・ヤンソンが1940年代に創作した『ムーミン』。スウェーデン話者でもあるトーベ・ヤンソンは、作家であると同時にアーティストで、国民にも強く親しまれている。今や『ムーミン』は、フィンランド人のアイデンティティを語る上で欠かせない存在。この作品を置いていない本屋や図書館はまずないだろう。



〔その3〕 目を瞑って「森をイメージ」する

常に森とのつながりを大切にしてきたフィンランドの人々。木の葉が風に吹かれる音は<音楽>のようで、緑色は心を落ち着かせてくれる。フィンランド人のルーツでもある森は、自分が何者なのかを思い出させてくれる場所でもある。森でたった15分過ごすだけで脈拍が安定し、体がリラックス状態になるということは、科学的にも証明されている。


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© Julia Kivela/Visit Finland



自宅では目を瞑り、ソファなどの上で体を伸ばしてみよう。そしてフィンランドの森へ、イマジネーションの旅に出てみよう。



〔その4〕 「シナモンロール」でコーヒータイム

英語で「ひっぱたかれた耳」と訳される「コルヴァプースティ」は、フィンランド風に焼いたシナモンロールにカルダモンを一かけた加えた菓子パンのこと。フィンランドでは1年におよそ10キロものコーヒーが消費されているが、そのお供に欠かせないのが「シナモンロール」の存在だ。


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© Harri Tarvainen/Visit Finland



フィンランド語には「パンとコーヒー」を意味する「pullakahvit」という言葉あるが、これはフィンランドの人々にとって1日の中で最も重要な時間。シナモンロールの香りで満たされた家の中は、居心地の良い空間となる。ちなみに子供はコーヒーの代わりに、牛乳と一緒に食べることが多い。



〔その5〕 フィンランドを「バーチャル旅行」

フィンランドには55を超える美術館やギャラリーがあり、アーティスト主導のイニシアティブから広告ギャラリーから重要な芸術機関まで、その一口にアートシーンといっても様々ある。

その主な源となっているのが、フィンランド人と自然との密接な関係。フィンランドの人々は心を落ち着かせ、心地よい空間作りにアートを使ったり、逆にストレスや考えを作品で表現することもする、極端で対照的な側面も持ち合わせている。


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© Emilia Hoisko/Visit Finland



「オンライン」を活用し、自宅でフィンランドのバーチャルな旅はどうだろう。アートがどれだけ幸福にしてくれるのか、分かるかもしれない。

2020年3月には、ヘルシンキに2018年8月にオープンした「アモス・アンデルソン美術館」が、権威ある<リーディング・カルチャー・デスティネーション(LCD)> でヨーロッパの「ニュー・カルチュアル・デスティネーション・オブ・ザ・イヤー」を受賞。インスタグラムで、新世代のエキシビジョンをチェックしてみよう!

Visit Finland

ウェブサイト

https://www.visitfinland.com


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