ヨーロッパ横断チョコレート食べ歩きの旅

2014年12月30日 掲載

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今回は、ヨーロッパを鉄道で横断するチョコレート食べ歩きの旅を紹介。
訪れる都市はウィーン、グラーツ、ケルン、ブリュッセル、ブルージュ、パリ、そしてランス。ハプスブルク家の栄華を今に残すウィーンとグラーツでチョコレートの食べ歩きを楽しんだら、オーストリア国際夜行列車(=ユーロナイト)でドイツ・ケルンへ。世界遺産の町ケルンでは市街地散策とチョコレート博物館を訪れ、高速列車ICEまたはタリスでベルギー・ブリュッセルへと移動。さらに世界遺産の古都ブルージュへも足を延ばし、ベルギーチョコ三昧。その後、タリスでパリへと南下し、パリでもチョコレートやスイーツを堪能。パリからは日帰りで、シャンパンの本場ランスへと足を伸ばしてみよう!

ウィーンから夜行列車でケルンへ
寝台は朝食付き

ウィーン国際空港からウィーン市街地へは、シティ・エアポート・トレイン(CAT)やSバーン、リムジンバスなどでアクセスできる。ウィーンにも、デーメルやヴィーナー・ショコラーデ・ケーニッヒなど、有名なチョコレート店はたくさんある。ザッハトルテで有名なホテル・ザッハのカフェで、ゆっくりとコーヒーとザッハトルテをおともに午後のお茶を楽しんではいかがだろうか。もちろん、世界遺産にも登録されるウィーン歴史地区観光も外せない。シュテファン大聖堂やオペラハウスなどは、ホテル・ザッハからも至近にある。

2日目は、ウィーン中央駅からユーロシティ(EC)に乗って約2時間30分のグラーツへ。時計塔の町とも呼ばれるグラーツは14世紀、ハプスブルク家の居城都市として栄えた町。グラーツでは、パッケージがとてもオシャレで、フレーバーがとても豊富なゾッターのチョコレートを堪能。フェアトレードとオーガニックにこだわったチョコレートとして知られている。町の中心は中央広場と市庁舎。中世の頃、王宮教会だった聖堂などにも立ち寄りたい。堅固な城塞シュロスベルクには、町のシンボルでもある古い時計塔があり、その横には展望カフェも併設されている。

翌日は終日ウィーン市内を散策したら、夜行列車でドイツのケルンへと移動。ウィーン中央駅を21時41分発のオーストリア国際夜行列車(=ユーロナイト、EN420)に乗ると、ケルン中央駅には翌朝8時42分に到着する。ケルン到着前に走る、ライン川沿いの路線も要チェック。キャビンはシャワーとトイレ、洗面台を備えるデラックス寝台は基本的に2人用だが、3人用も2つある。また、洗面台を備える普通寝台のコンパートメントは最大3名まで。いずれの寝台も朝食が含まれている。
一方、クシェット(簡易寝台)は4人と6人部屋になっていて、ファミリーやグループでの旅行に最適。クシェットは、車両備え付けのトイレと洗面台を利用する。普通寝台やクシェットは、男女別のコンパートメントとなる。また、車内では軽食や飲み物などを乗務員にオーダー(有料)できる。

ICEやタリスでブリュッセルへ
ECでブリュッセルからブルージュは約1時間

朝、ケルン中央駅に到着したら、駅構内のコインロッカーに荷物を預けてケルン市内散策へ。駅前のケルン大聖堂は必見である。大聖堂前広場からSL型の観光列車に乗って、ライン川沿いのチョコレート博物館でカカオの歴史に触れ、Imhoff-Stollwerk社のチョコレート製造過程が見学できる。ミュージーアムショップでは、様々なタイプのチョコレートが販売されている他、カフェも併設されている。

夕方、ケルン中央駅から高速列車ICE、もしくは高速列車タリスに乗って約1時間50分でベルギーのブリュッセル南駅に到着。グランプラスにはチョコレート博物館があり、ノイハウスやゴティバは定番ですが、メリーやガレー、ヴィタメール、ヴァンデンダーなどの王室御用達のチョコレート、ピエール・マルコリーニやピエール・ルドンなど、世界的に知られたショコラティエの店もあるので、チョコレートの食べ歩きを楽しみたい。もちろん、ブリュッセルはチョコレート以外にも、グランプラス、小便小僧や王立美術館などの見所は多い。

翌日は、ブリュッセル南駅からユーロシティ(EC)に乗り、約1時間でブルージュ駅に到着。ブルージュ駅構内にはコインロッカーやショップ、カフェもある。ブルージュには、チョコレートライン、BbyB.、デュモンをはじめ、50ほどのチョコレート店があるといわれ、チョコレート博物館「チョコストーリー」がある。現在も中世以来の町並みが残る世界遺産の旧市街は、ベルギー屈指の観光地。ペギン会修道院、町の中心であるマルクト広場にはギルドホールや鐘楼、西フランドル州庁舎が並ぶ。

タリスならブリュッセル~パリ間は約1時間20分
TGVでシャンパンの町ランスへ

7日目は、パリへと移動する。紅いボディがおしゃれな高速列車タリスに乗り約1時間22分で、パリ北駅に到着する。タリスは同2都市間を1日20往復便以上運行されているので、スケジュールの選択肢も豊富。また、乗車時間帯によっては、1等のお客様には座席でのお食事がチケット料金に含まれている。パリには数々の有名なスイーツ店がある。メゾン・ド・ショコラ、ラ・デュレなどは、日本でもとても良く知られた名店。本店でその雰囲気とチョコやスイーツを楽しみたい。

翌日は、シャンパンの本場ランスへと日帰り旅行を。パリ東駅から高速列車TGVに乗って約45分で、ランス駅に到着する。ランスの老舗チョコレート店、ル・プティ・フリアンドへ。シャンパンコルクの形をしたマール・ド・シャンパーニュ入りのチョコレート(Bushons)が人気である。ランスではまた、アールデコ様式の優美な建物が並ぶ市内の街歩きを楽しもう。フランスの歴代王の戴冠式が行なわれたノートルダム大聖堂や王家の宝物が展示されるトー宮殿などは世界遺産に登録されており、ぜひ訪れたいところ。ランスではポメリー、マム、テタンジェなど、有名なシャンパンメゾンの1つを訪れカーブ(貯蔵室)を見学。シャンパンのテイスティングもできる。

帰国はパリから。シャルル・ド・ゴール空港へは地下鉄(RER)B線やエールフランス・コーチなどでアクセスできる。

旅程 (提供:Rail Europe Japan)

スケジュール

宿泊都市

1日目  空路、ウィーンへ
 着後、ホテルへ移動
ウィーン泊
2日目  朝、ウィーン中央駅からECでグラーツ中央駅へ(所要約2時間30分)
 着後、市内散策
ウィーン泊
3日目  出発まで、ウィーン市内散策(チョコレート食べ歩き)
 ウィーン中央駅21:41発のENでドイツ・ケルン中央駅へ(約10時間53分)
車中泊
4日目  朝、ケルン到着後、市内散策(チョコレート博物館など)
 夕方、タリスまたはICEでブリュッセル南駅へ(約1時間50分)
ブリュッセル泊
5日目  終日、ブリュッセル市内散策(チョコレート食べ歩き) ブリュッセル泊
6日目  朝、ブリュッセル南駅からECでブルージュへ(約1時間1分)
 着後、旧市街散策
ブリュッセル泊
7日目  朝、タリスでパリへ(約1時間22分)
 市内散策、チョコレート食べ歩き
パリ泊
8日目  朝、パリ東駅からTGVでランスへ(約45分)
 ランス市内散策(老舗チョコレート店へ)
パリ泊
9日目  出発まで、パリ市内散策
 シャルル・ド・ゴール空港から帰国の途へ
機内泊
10日目  日本着 -


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