アートとエンターテイメントの街、ベルリン

2012年07月17日 掲載

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ベルリンの秋を彩る「フェスティバル・オブ・ライツ」 (C) LightsOnBerlin



ミュージアムの宝庫、ベルリン


現在、東京・上野の国立西洋美術館で開催されている特別展「ベルリン国立美術館」やネフェルティティの胸像がある新博物館をはじめ、ベルリンには170にもおよぶ美術館や博物館がある。この170という数字はベルリンで雨が降る日数より多いとされ、全天候型に対応したこうした施設へ足を運べば、年間を通じてベルリンの魅力が満喫できる。ことに近年、ベルリンはニューヨークと肩を並べるコンテンポラリー・アートの宝庫といわれ、日本からも買い付けにやって来るのだという。

また、中東美術を中心としたペルガモン博物館は、全面的に導入された体験型展示で人気がある。中でも現在開催されている特別展「ペルガモン―古代首都のパノラマ」では、トルコ政府の協力を受けて古代遺跡ペルガモンの丘の上からパノラマ撮影を行い、それに基づいて製作された360℃の臨場感溢れる“劇場”が話題となっている。この展示会は博物館の中庭に造られた円筒形の巨大建造物の中で9月30日まで行われているので、この夏ベルリンを訪れるのであれば足を運んでみてほしい。


ショーの殿堂と光の祭典


ベルリンのフリードリッヒ通りには、ラスベガスのどこよりも大きなショーを上演する「フリードリッヒシュタットパラスト」がある。この劇場の席数は約2,000、世界最大かつ最新のステージを有するまさにショーの殿堂だ。ここではドイツ語がわからなくても楽しめるショーが連日開催され、ベルリン観光の目玉の一つともなっている。

ベルリンへ行く前に、こうしたエンターテイメントと合わせてチェックしておきたいのがフェスティバルなどの文化行事だ。
ベルリンでは年間で約1500ものイベントがリストアップされているが、中でも注目したいのが「フェスティバル・オブ・ライツ(光の祭典)」。2005年にスタートしたこのイベントでは、毎年秋にブランデンブルク門やベルリン大聖堂、そしてテレビ塔といったベルリンを象徴する建物に美しい照明が当てられ、市街地が感動的な色彩に包まれる。また、期間中にはイベント専用ツアー(Lightseeing Tours)が催行され、徒歩やバス、そして船上から美しくライトアップされたベルリンが満喫できる。2012年の「フェスティバル・オブ・ライツ」は、10月11日から22日まで開催される。その他にも、大晦日の晩にブランデンブルク門に100万人が集結する、「ニューイヤー・カウントダウン」も要チェックだ。


ミシュラン・シェフのフードブースも登場するジャンダルマン広場のクリスマスマーケット


ジャンダルマン広場のクリスマスマーケット (C) Scholvien

日本人観光客にもすっかり定着したドイツのクリスマスマーケット。
こうしたクリスマスマーケットはドイツの各地で開催されているが、もちろんベルリンにある12の区でもクリスマスマーケットが立つ。その数はなんと60にもおよび、夜には仕事帰りにスーツ姿のままグリューワインを傾けるビジネスマンの姿も見られる。

ジャンダルマン広場にはミシュラン・シェフのフードブースがあるクリスマスマーケットも立ち、人気を集めている(入場料:1ユーロ)。
またベルリンはドイツで唯一、クリスマス後でもクリスマスマーケットが楽しめる街でもある。


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