2013年はワーグナー生誕200年
2013年は作曲家、リヒャルト・ワーグナーの生誕200年に当り、タンホイザーの舞台となったヴァルトブルク城、ワイマールやドレスデン、ニュルンベルク、そしてミュンヘンなど、ドイツ各地にあるワーグナーゆかりの地では記念行事が予定されている。
1813年5月22日、ライプツィヒに生まれ、幼少期をライプツィヒとドレスデンで過ごしたワーグナー。ライプツィヒ大学で学んだ後、音楽家として欧州を転々とし、ドレスデンの宮廷劇場で指揮者の仕事を得た。その後、1848年には革命に身を投じて国を追われたが、あのノイシュヴァンシュタイン城で有名なバイエルン王ルートヴィヒ二世の庇護を受け、ミュンヘンに住んだとされている。その波乱万丈な生涯のため、ワーグナーゆかりの地は数多く存在するが、その中でも“ワーグナーの聖地”とまで呼ばれるバイロイトにある祝祭劇場が完成したのは1876年のことだった。
ワーグナー生誕の地ライプツィヒと、活躍の場であったバイロイトでは記念共同事業を立ち上げ、ワーグナー初期のオペラ作品「リエンツィ」、「妖精」、「恋愛禁制」、「使徒の愛餐」を取上げる。また、ライプツィヒでは5月16日から5月26日まで「ワーグナー音楽祭」を記念行事のハイライトとし、5月21日にはワーグナーが通った旧ニコライ学校に「若き日のワーグナー」常設展がオープンする予定だ。その他のイベントの詳細は、以下のライプツィヒ・バイロイト共同事業プログラムのウェブサイトを参照。
Wagnerjahr 2013
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(写真はイメージです)
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