ザーレ・ウンストルートの赤ずきんゼクト
ドイツ最北端の小さなワイン栽培地域ザーレ・ウンストルート。地域のワイン中心地である人口5千人のフライブルク(有名な大学町フライブルクとは別)には、『ロートケップヒェン(赤ずきん印)』のゼクト(スパークリングワイン)の醸造所本社がある。
創業は1856年。旧東独時代は国営化されていたものの、ドイツ統一後に消滅。信託公社を経て買収再生され、現在では年6500万本の赤ずきんゼクトを生産し、ドイツでもっともよく知られたブランド、ドイツ有数のゼクト醸造業者に成長した。
フライブルクの醸造所はドイツ・ワイン文化ハイライトリストに登録され、年間10万ものビジターが訪れている。
ガラス屋根の建物は第一級の産業保護文化財に指定されており、地下5階にわたるセラーが見学可能。特に大きなドームセラーには、12万リットルの彫刻を施した世界最大のキュベー樫製樽がある。
ザーレ・ウンストルートは、ワイマールから51キロ。ライプツィヒから65キロの場所にある。日本ではほとんどお目えしないこのワイン。「グリム童話誕生200年」という記念の年にゲーテ街道を訪ねるなら、押さえておきたい場所の一つだろう。
Saale-Unstrut Tourismus
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(写真はイメージです)
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