ドイツにおける「ミュージアム2012」に輝いたシュテーデル美術館
200人の芸術評論家が評価する「ミュージアム2012年」。デュッセルドルフの国際芸術評論家連盟ドイツ支部(AICA)はこの程、フランクフルトのミュージアム河畔にあるシュテーデル美術館を、ドイツにおける「ミュージアム2012年」として賞した。
その主たる理由は、シュテーデル美術館が芸術史的コレクションをさらに増強し、現代芸術作品全体をその卓越した建築で展示することに成功したという点だ。2012年2月に開館した増築地下ホールの面積は3000平方メートル。明るいこの展示室には、1945年から今日に至るまでの作品の数々が展示されている。同館の2012年の入場数も44万人を数えるという人気ぶりだ。特に昨年、多くの愛好家たちを惹きつけたのが特別展「暗黒のロマン主義― ゴヤからマックス・エルンスト」だった。同展2013年3月4日から6月9日まで、パリのオルセー美術館で開催される。
マイン川畔やその周辺には、美術史的コレクション(リービクハウスの彫刻コレクション、シルン芸術館、現代美術館など)および技術・文化史的展示(コミュニケーション博物館、世界民俗博物館など)など大小取り混ぜ26の優れたミュージアムが集まっているが、シュテーデル美術館はその象徴的なアトラクションであるだけでなく、建築やその空間の美しさでもマイン河畔のミュージアム建物群の中心的な役割を果たしている。
Städel Museum
開館時間 |
火~日 10:00~18:00 (水・木のみ ~21:00) |
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休館日 |
月曜 |
入館料 |
〔一般〕 EUR 12.00 |
住所 |
Schaumainkai 63, 60596 Frankfurt am Main |
ウェブサイト |
(写真はイメージです)
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