ドイツ観光局、2019年は「音楽」でドイツ観光の魅力を訴求

2018年12月11日 掲載

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西山氏はまず、ドイツの国家ブランドが2年連続で世界一であったことを説明。中でもドイツのイメージでは「文化」が第3位、そして「観光」が9位(出典:Anholt-GfK Roper Nation Brands Index 2017 Report, September 2018)と、高い位置についた。そうした背景も受け、ドイツのインバウンドは好調で、ドイツ国内の宿泊者総数も2010年から7年連続で歴代記録を更新し続けているという。


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ドイツ観光局 アジア・オーストラリア地区統括局長の西山晃氏



西山氏はまた、19の主要旅行社による2017/18年下期と2018年上期の規格型商品を分析。ツアー商品に宿泊地として取り上げられた町や観光テーマなどを発表し、中でも同局が2018年のイヤーテーマに掲げ、SNSを通じて積極的にPRした「ドイツの食」をテーマとするツアーが増加したと発表した。その傾向は2018年上期にも見られるという。

また、同局が2017年春に立ち上げたTwitter公式アカウントのフォロワーは12月3日現在、6万8160人にまで膨れ上がり、広告価値の高い大きな媒体へ成長したと胸を張った。

「#音楽の国ドイツ」 リツイートキャンペーンもスタート


ドイツ観光局の本局では2019年のイヤーテーマに「バウハウス創立100周年」、2020年に「ベートーヴェン生誕250周年」を掲げているが、2019年には日本限定で「#音楽の国ドイツ」をテーマとしたプロモーションも展開すると発表した。

その一つが、2018年12月7日にキックオフしたリツイートキャンペーンだ。これは2018年がベートーヴェンの『第九』でお馴染みの『歓喜の歌』が、日本で初演されてから100周年にあたることを受けたもので、2019年6月30日まで実施される。

本キャンペーンでは、ベートーベン生誕の地であるボン地方観光局や「ベートーヴェン音楽祭」、そしてバロックの街ドレスデンにある人気オペラ座「ゼンパーオーパー」の3団体が協賛。キャンペーン告知の特製絵ハガキを『第九』の合唱コンサート会場やドイツ関連イベントにて配布し、『地球の歩き方』のキャンペーンサイトを設け、各旅行会社のツアーサイトへと誘導する。


Dresdner Porzellan Semperoper

ゼンパーオーパー(ドレスデン)劇場内部
© Dresden Marketing GmbH



さらにドイツ観光局では、ドレスデンも名を連ね、ドイツの名だたる音楽家ゆかりの地が多く集まるドイツ東西を結ぶ観光街道「ゲーテ街道」とも関係を強め、富裕層を中心に「#音楽の国ドイツ」でドイツの魅力を訴求する方針だ。


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