ドイツ観光局、「ベルリンの壁崩壊30周年」で記念イベントを開催

2019年11月21日 掲載

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会の冒頭で挨拶をした次期駐日ドイツ大使となったイーナー・レーベル大使は、「ベルリンの壁の崩壊は、分断されたヨーロッパをつなぎ直す象徴」と述べ、「ドイツには日本人にまだ知られていない見どころがたくさんあり、帰国後もその国を知るきっかけとなる観光は日本とドイツを結ぶ架け橋になる」と、ドイツ観光を訴求した。


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イーナー・レーベル駐日ドイツ大使(中央)
ドイツ観光局アジア・オーストラリア地区統括局長の西山晃氏(右)
NHK解説委員の二村伸氏(左)



続いてドイツ観光局アジア・オーストラリア地区統括局長の西山晃氏が挨拶するとともに、壁の崩壊から30年経った現在のドイツの観光要素を多角的に紹介。その中で西山氏は「ベルリンの壁崩壊」と、その翌年に実現した「同罪ドイツ再統一」が、ドイツのインバウンドにとって史上最強の追い風となっているとし、特に旧東ドイツ地域では東西共通の統計を取り始めた1993年以降、2018年までに外国人観光客の宿泊数が3,470万から8,770万件と倍を上回る大きな成長を遂げていると説明した。断トツは首都ベルリン、次いでドレスデンを州都とするザクセン州が健闘している。


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ドイツ各州の見どころを紹介する西山氏(ドレスデン旧市街)



この日はまた、11月9日(現地時間)にベルリンで行われた30周年記念の式典を取材したNHK解説委員の二村伸氏も登壇し、式典の内容や現在のベルリンの様子を紹介した。

1997年から2004年までボンとベルリンで支局長を務めていた二村氏は、「20年前にはまだ大きく開きのあった東西ドイツの経済格差は、だいぶ縮まったようだ」と現在の印象を語り、ベルリンではまた、壁があった時代を知らない世代に向けた歴史継承の取り組みも行われていると説明した。


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壁があった時代を知らない世代に向けた取り組みを紹介する二村氏



なお、2020年は「東西ドイツ統一30周年」。ドイツ観光局では「壁崩壊」から「ドイツ統一」と名称を変え、30周年をキーワードにしたプロモーションを引き続き展開していく方針だ。

30 Jahre Friedliche Revolution – Mauerfall

ウェブサイト

https://mauerfall30.berlin


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