日本支局開設50周年を迎えるドイツ観光局、2024年も文化観光と持続可能性に焦点を絞ったグローバルマーケティングを継続

2023年09月21日 掲載

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日本の海外渡航自由化から10年経った1974年に、アジア最初の海外拠点として東京に代表事務所を開設したドイツ観光局。日本支局の開設以来、それまで知名度があまりなかった「ロマンチック街道」をはじめとするドイツ国内の観光街道や、クリスマスマーケットといった季節の伝統行事など、テーマごとに的を絞ったマーケティングを展開し、「観光の国ドイツ」の認知向上に大きな成功を収めてきた。

日本支局開局50周年の節目を迎える2024年は、ドイツを「サステイナブルなカルチャーツーリズムデスティネーション」というイメージを定着させるための取り組みを継続する。


DZT_Logo


そのオンラインキックオフイベントとして、ドイツ観光局は2023年9月5日にドイツ国内のステークホルダーとパートナーに向けたプレゼンテーションを実施。その中で今後予定しているキャンペーンの重点項目と、市場ごとの販促活動への協賛の可能性を発表した。

ペトラ・ヘードルファーCEOは、「ドイツは、他のどの国にもない独特な芸術と文化シーンに満ち溢れている。文化の多様性が都会の生活クオリティーを豊かなものにし、世界中の訪独観光客を惹きつけてやまない。2022年にヨーロッパ人が世界中を訪れた文化散策の旅は1億4千万件であったが、そのうちの 1640万件はドイツであった。文化散策の目的地としてドイツは文字通り1位であった。我々はこの地位をさらに強固なものにしていきたい。それだけではない。持続可能性に重点をおいたこのキャンペーンを通じて、我々は都市近郊の田園地帯も含めた訪独観光客の長期滞在を促していく」と語っている。



新グローバルキャンペーンのテーマは「芸術と文化の国ドイツ」


世界に門戸を開いたコスモポリタンな芸術と文化シーンは、ドイツの一つの特徴となっている。ドイツ観光局の新たなインスピレーションキャンペーンでは、2024年4月から「文化的コンテクスト」から「観光の国ドイツ」に焦点を当て、公共の場で生活感情を表現するストリートアートや現代建築、奇異な展示会場をはじめ、世界中の若手アーティストが集まる芸術アカデミー、さらには世界で注目を浴びる文化イベントや歴史的な文化的景観にも光を当てる。

また、同局が展開している2023年のキャンペーン「ユネスコ世界遺産」と「Simply FEEL GOOD」もさらに進化。ドイツがサスティナブルツーリズムの目的地として世界で認知されつつあるが、その注目度をさらに高めるため、持続可能性の高い旅の提案をふんだんに織り込んだ旗艦キャンペーン「Simply FEEL GOOD」を、全世界向けに発信する。


2024年も重点テーマが目白押し


ドイツ国内では「画家カスパー・ダヴィット・フリートリッヒ生誕250周年」をはじめ、「ベルリンの壁崩壊35周年」や「ユーロ 2024」、さらには2025年の欧州文化首都に選定されたケムニッツへの招致開始など、重要なテーマが続く2024年のドイツ。

日本では、ドイツ観光局の日本支局開局50周年に関連し、旅行業界および消費者向けに周年企画が計画されているほか、2024年は東京とベルリンの友好都市30周年にも当たることから、在京のドイツ大使館をはじめとするドイツ関係機関と日独相互の文化経済交流を深める各種行事も計画されている。首都圏を中心に、首都ベルリンの文化・観光的魅力を発信するなど、日本独自のキャンペーンテーマを展開する。


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