ドイツ観光局 「EURO2024」開催で独インバウンドの本格的な回復を狙う
© AdobeStock / Jacob Lund
サッカー欧州選手権「EURO 2024」が、今年6月14日からドイツで開催される。22日間にわたり、ドイツ国内10都市で51試合が行われ、ドイツはサッカー一色に染まる。会期中、サッカースタジアムへ足を運ぶ観客は270万人、ファンゾーンやパブリックビューイングに約700万人と予測され、各開催都市ではサッカーファンと外国人旅行者に向け、幅広いプログラムを提供する。
ドイツ観光局は過去の経験や、本大会の開催期間中の事前予約の傾向などを包括的に評価し、同大会が外国人旅客によるドイツ国内のホテル宿泊数を最大4％押し上げると予測。また、大型スポーツイベントは、ドイツの観光イメージアップに貢献する大きなポテンシャルを秘めていると述べている。実際、サッカーワールドカップ終了直後の2006年秋に行われたアンホルト・イプソス国家ブランド指数（NBI）の調査で、ドイツの国家イメージは世界60ヶ国のトップとなり、以来、毎年トップ3圏内にランクインし続けている。
ドイツ観光局では「EURO2024」に先立ち、同局の公式ウェブサイトにマイクロサイトを設置。すべての開催都市のコンテンツをテーマごとにまとめ、魅力ある観光情報を発信している。
ドイツ連邦政府観光担当コーディネーターであるディーター・ヤネツェク連邦議会議員は、「2006年のドイツ・ワールドカップでは世界を招き友情を育んだ。今年は主にヨーロッパの友達を招くことになり、『Come again and stay a little longer』と大いに呼びかけたい」とメッセージを送っている。
Fussballsommer in Deutschland 2024
URL |
|---|