ドイツ観光局、新たなコミュニケーションフォーマット「Influencer Days by GNTB」を始動
今年8月、ドイツ観光局はTMB ブランデンブルク州観光局と協力し、新たなコミュニケーションフォーマット「Influencer Days by GNTB」を実現した。
これは長期滞在を促し、フライトの回数を減すことで、結果的にサステナブルなツーリズムに貢献するという考えに基づくワーケション（仕事と休暇の融合）の普及が目的で、初開催となった2024年は、世界9ヶ国からインフルエンサーを招き、「Discover Germany – 再統一から最新の旅の宝庫」をテーマに、東西ドイツ統一後に加わった新連邦州の魅力をさまざまなルートで紹介した。
今回のツアーの主な内容には、「ニュー・ワーク」のトレンドテーマに関連した革新的な観光提案、現代的な展示や博物館のコンセプト、アートやクリエイティブセンター、新しくデザインされた自然体験などが含まれている。
Influencer Days by GNTB - 1st edition 2024 © DZT/Jens Jeske
その後、インフルエンサーたちはブランデンブルク北部にあるグートボルテンホーフ（Gut Boltenhof）で、3日間にわたって実施されたワークショップに参加。その会場となったこの農場には、革新的なワーケーションを代表する多くのものが揃っているという。
2024年の「Influencer Days」では、ドイツが再統一してからの観光地としての発展や、ブランデンブルクにおけるワーケーションに関する革新的な観光提案をテーマとするワークショップのほか、さまざまな映像作品の制作や、その審査員による表彰が行われた。
今年、初めて実現した「Influencer Days by GNTB」に関し、ドイツ観光局のペトラ・ヘドーファーCEOは「ドイツは現在、ヨーロッパでNo.1のブリージャー目的地となっている（出典：IPKインターナショナル）。今回、会場となったグートボルテンホーフは、このトレンドの実践的な実現の好例で、私たなコミュニケーションフォーマットを通じ、ワーケーションのターゲット層に向けアプローチしたいと考えている」とコメントを寄せている。
今回の「Influencer Days by GNTB」の参加者に日本人は含まれていなかったが、ドイツ観光局 日本支局によると同様のプロジェクトは今後も年一度のペースでの実施が見込まれ、そのテーマに応じて日本から参加もあり得る、としている。
Gut Boltenhof
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