ベルリン観光局、寛容性と自由をテーマに都市観光の魅力を訴求

2025年10月20日 掲載

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ベルリン観光ミッション

(右から)ベルリン観光局の国際マーケティング部長のオステンドルフ氏とキーカー代表
ドイツ観光局の西山日本支局長とベルリン・ブランデンブルク国際空港のモールマン氏





2024年の日本からベルリンへの旅行者は前年比で23.1%増の28,589人、宿泊数は17.7%増の70,030泊と順調に回復している日本マーケット。そのベルリンからさらなる日本人観光客の誘致に向け、ブルクハート・キーカー代表率いる観光ミッションが来日した。

ベルリンは35年前、西側が東側を吸収する形で平和的な国家統一を成し遂げたドイツの首都。かつて「壁の街」として暗い影を落としたこの街は今、壁崩壊から36年の歳月を経て「歴史とモダンが融合する都市」へとその姿を大きく変えた。

そうした現代ベルリンの原動力となっているのが「寛容性」と「自由」。独裁政治の終焉により、まったく異なる、新しいカルチャーが生まれ、若いエネルギーで溢れるベルリンから発信されるライフスタイルは今、世界中の若者を惹きつけている。




Berlin Blick auf die Oberbaumbruecke

寛容性と自由の街ベルリン
© DZT/Dagmar Schwelle





そうした躍動感あふれる街ベルリンでは、春夏の観光シーズンが過ぎても楽しめる文化イベントが目白押し。2025年に開館200周年を迎えた世界遺産「博物館島」では、複数年にわたる特別プログラムを展開している。

博物館島では、2027年春には「ペルガモン博物館」北翼が再公開、2028年には「新博物館」、2029年には「ボーデ博物館」が改修を終え、2030年に島全体のグランドフィナーレを迎える。

また、博物館島内にあるドイツ最大の王朝墓所「ベルリン大聖堂ホーエンツォレルン家 地下納骨堂」も、2026年初頭に6年間にわたる修復を終え一般公開が再開されるほか、新たな常設展示、カフェ、ミュージアムショップのオープンも予定されているという。




Berlin_Museumsinsel

開館200周年を迎えた「博物館島」
© DZT/Jens Wegener





そうしたベルリンで、この秋のハイライトとなるのが「ベルリン・フリーダムウィーク」の開催だ。

これは「自由」を祝う、今年初開催されるイベントで、会期は「ベルリンの壁崩壊」の記念日(11月9日)をまたぐ、11月8日から15日までで設定されている。

期間中は、自由と民主的対話をテーマとする会議や文化イベント、ワークショップ、世代を超えた交流プログラムが予定されている。このイベントは今後、恒例行事として毎年開催されるという。





Berlin Freedom Week & Berlin Freedom Conference
(配信元:visitBerlin Corporate/YouTube)





もう一つ、キーカー代表からもたらされた、この秋のビッグニュースといえば、11月にポツダム広場劇場でスタートする「シルク・ドゥ・ソレイユ」の常設公演。初演作品は『Alize』だという。

これは欧州初のことで、しかもこの演目が上演されるのは「ベルリンだけ」というのだから、世界の注目を集めるだけでなく、ベルリン観光やカルチャーのポテンシャルそのものも、一気に跳ね上がる好機となるに違いない。




シルク・ドゥ・ソレイユ『アリゼ』
(配信元:Cirque du Soleil/YouTube)





アドヴェントシーズンのクリスマスマーケットやクリスマスガーデンはもちろんだが、温泉、リキッドローム、ウィンタースポーツを楽しむにも打ってつけ。ドイツ初のコンセプトモール「BIKINI」やデザイナー・アウトレットといった、屋内でのアーバン・ライフスタイルも満喫できる。

もちろん、旅の重要テーマの一つである「食体験」も、思いのままカスタマイズOK! ベルリンには21のミシュラン星付きレストランがあるが、その他にもコンテンポラリーなドイツ料理からベジタリアン&ヴィーガン料理、サステナブル、インターナショナル、ハイエンド、ストリートフード、マーケットホール、さらにはラグジュアリーなカクテルバーまで、その「寛容性」が映し出されている。




DE2510 Berlin_VOLT

ベルリン子に人気のレストラン「VOLT」
© DZT/Jens Wegener





世界最大級の見本市が開催されているベルリンは <オーバーツーリズムという言葉を知らない> 。隣国の人気観光都市に比べ、ホテルなどの宿泊料金も割安でお財布にも優しい、懐の深い旅のデスティネーションでもある。
浮いた予算でもう1泊追加して、今年の秋冬はベルリンで旅を心ゆくまで堪能してみてはいかがだろうか?

Visit Berlin

URL

https://www.visitberlin.de


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