ドレスデン名物のクリスマス菓子「シュトレン」を食べる!

2012年12月12日 掲載

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シュトレン祭に登場した特大シュトレン



ドレスデンのクリスマス・マーケットが、このアドヴェントの時期に食されるドレスデン発祥のパンケーキ「シュトリーツェル(Striezel)」に由来し、「シュトリーツェルマルクト」と呼ばれていることは前回ご紹介しましたが、やはりこの時期にドレスデンを訪れるなら一度は食べておきたいのが「クリストシュトレン」でしょう。
この「シュトレン」とは、ドライフルーツやナッツを生地に練り込み、表面に砂糖をまぶしたドイツ風クリスマス・ケーキ。ドイツではクリスマスを間近に控えたこの季節に、少しずつスライスして食べる習慣があります。

さて、このシュトレン。実はドレスデンの伝統的なクリスマス・マーケット「シュトリーツェルマルクト」に大きな華を添えています。それが、12月の第一土曜日に開催される「シュトレン祭り」です。
この日、シュトリーツェルマルクトには巨大なシュトレンが登場し、街を練り歩くんです。どのくらい大きいかと言うと、その長さは3.64メートル、幅は1.75メートル、高さは98センチ。この巨大シュトレンを焼くために460キロのバターと276キロの砂糖、210万粒ものレーズン、そして923キロもの小麦粉が使われる(2012年のデータ)というのですから驚きます。

まるで「棺」のような(失礼!)とてつもない大きさのシュトレンが馬車の荷台に載せられ、1.2メートルもある巨大なナイフを従え、中心から少し離れた広場からメイン会場となるシュトリーツェルマルクトまでの道のりをミス・シュトレンと共にパレードします。
そして、パレードが終わるとドレスデン市長の音頭のもと、ミス・シュトレンや職人によって切り分けられ、袋単位で販売されます。

クリストシュトレンは、一般的な大きさで一塊の重さは約1キロ。最近は、クリスマスのシーズンになると日本でも見かけることが多くなったので、このシュトレンがずっしりとした重さの焼き菓子であることをご存じの方もきっと多いことでしょう。ひょっとしたら、その重さ故、ドレスデンを訪れてもお土産にするのを躊躇した方もらいっしゃるかも知れませんね。でも、最近ではお土産用に小さな缶に入った250グラムのシュトレンなど、やや小ぶりの物も売られています。
運が良ければ、屋台で小袋に入った一口サイズのシュトレン(これが実に美味!)も見つけられるかも知れません。それを頬張りながらのクリマ散策もなかなかですので、興味のある人は探してみて下さいね。軽いのでお土産にも最適ですよ♪

情報提供:ドレスデン観光局

画像・動画:Dresden News 提供


(写真はイメージです)

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