モナコF1GP 2031年まで契約延長 同月開催の電動自動車の熱狂レースにも注目
1929年の初開催から100年近い歴史を誇る「モナコF1グランプリ」。82回目の開催となる2025年は、同グランプリにとって大きな転換期を迎えている。
一つ目が、F1グランプリ史上において初となるタイトルパートナーが決定。大会名称は、企業の名を冠した「Formula 1 TAG Heuer Grand Prix de Monaco 2025」に改められた。

画像提供:モナコ政府観光会議局
さらに戦略の幅を広げ、レースの展開により一層の変化をもたらすことを目的に、今大会からすべてのドライバーにレース中、最低2回のピットストップを義務付けるという新たな競技ルールも正式導入される。これに対しF1関係者は「モナコのような市街地コースでは追い抜きが難しく、ポジションの変動が少ない傾向にある。新ルールの導入により、レースに新たなダイナミクスを加えたい」とコメントしている。
昨年は同地出身のシャルル・ルクレール選手が初優勝を果たし、大きな話題となったモナコF1グランプリ。2025年大会では、タイヤ戦略の多様化と予測不可能な展開が、観客に新たな興奮をもたらすことが期待されている。
FORMULA 1 TAG HEUER GRAND PRIX DE MONACO 2025
開催日 | 2025年5月22~25日 |
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開催地 | モンテカルロ |
ウェブサイト |
「モナコE-PRIX」 初のレース同時開催
世界11都市で全17レースが開催される2024/2025の「フォーミュラE選手権シーズン11」(以下、Eプリ)。モナコでは史上初、「ダブルドーズ」をスローガンに掲げ、2025年5月3日と4日の同じ週末に2レースが同時開催される。
「モナコの市街地を走るのは、リビングルームを自転車で駆け抜けるようなものだ」というのは、モータースポーツ界の伝説ネルソン・ピケの言葉。だが、シーズン7からモナコ公国のフルレイアウトを採用しているEプリは、その常識を覆してきた。

画像提供:モナコ政府観光会議局
象徴的なコースで繰り広げられる、数え切れないほどのオーバーテイク。これは電動レースカーが、この歴史ある舞台でも卓越したパフォーマンスを発揮できることを証明している。
今大会のポスターは「100%電動」で繰り広げられるレースの迫力と、伝説的なモナコ市街地コースの威厳を、最新世代の「GEN3 Evo」マシンとともに表現。
伝説のコースで、今年はいかなる熱狂レースが展開されるのか、乞うご期待!
MONACO E-PRIX 2025
開催日 |
2025年5月3~4日 |
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開催地 |
モンテカルロ |
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