2016年はヒエロニムス・ボス没後500年（2）
ヒエロニムス・ボスは、怪物、悪魔、天使、聖人などが登場し、幻想と奇怪、悪夢を表現しながら誘惑、罪などを説くといった、他に類をみない独特の作風を特徴とし、15世紀に人気を博したオランダ人画家。1450年頃、アムステルダムから南に88キロ、アントワープから北に97キロにある、「伯爵の森」を意味するスヘルトゲンボスで生を受けた。中世には羊毛を中心とした交易で栄えたこの町は、略して「デン・ボッシュ」とも呼ばれている。
ボスの故郷デン・ボッシュ (c) NBTC
デン・ボッシュでは、オランダの画家「ヒエロニムス・ボスの没後500周年」という記念の年にあたる2016年、これを記念したイベントが開催される。そこでイベントで町を訪れたら、街歩きの方もぜひ一緒に楽しみたい。
聖ヤン大聖堂
1370年から1529年にかけて建造された「聖ヤン大聖堂」は町の象徴であると同時に、オランダ屈指の美しさを誇る大聖堂の一つに数えられている。オランダでは珍しい2本のアーチと豪華な装飾されたブラバントのゴシック様式で、画家ヒエロニムス・ボスの影響を受けた96体の彫像は、世界的にみても大変ユニークである。
ボスの故郷であるデン・ボッシュの「聖ヤン大聖堂」 (c) NBTC
Sint-Janskathedraal
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ヒエロニムス・ボス・アートセンター
画家ボスの原寸大のレプリカを、額に入れて展示されているアートセンター。教会だった建物の中に、ボスが描いた生物のモビールが展示され、独特のの世界観が生み出されている。かつての教会の塔であった最上階からは、デン・ボッシュの街並みが一望できる。
ヒエロニムス・ボス・アートセンター (c) NBTC
Jheronimus Bosch Art Center
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マルクト広場
町の中心に位置する広場。ヒエロニムス・ボスの像が立ち、ボスが住んでいた家も広場に面して建っている。
ボス像 (c) NBTC
運河めぐり
デン・ボッシュでは、中世から町を流れる運河巡りのツアーが催行されている。「歴史ルート」の所要時間は約50分。水辺から町の歴史が感じられる。
運河めぐり (c) NBTC
Kring Vrienden van’s-Hertogenbosch
運航期間 | 4月～10月 |
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料金 | 〔大人〕 EUR 7.00 |
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ボスの故郷デン・ボッシュ
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