100周年を迎えるアムステルダム・スキポール空港
2016年9月19日、オランダの玄関口である「アムステルダム・スキポール空港」の誕生から100年周年を迎える。
ハーレメルメーアの湖を埋め立てた土地に1916年、オランダ航空業の父と呼ばれるヤン・デラールトによって計画されたスキポール空港には当初、滑走路もなく、木造の小屋が4つあっただけであった。だが、100年経った現在では、年間5800万人の旅客と160万トンの貨物の輸送拠点という欧州第4位の巨大ハブ空港へと成長し、オランダと世界を結ぶ空の玄関口となっている。
100周年当日には、ウィレム=アレクサンダー国王陛下ご臨席の下、スキポールの名前の付いたチューリップの発表や、青少年を支援する「スキポール基金」の記念行事などが予定されている。
特別展「スキポール空港の100年」
また、アムステルダム市博物館では、2016年9月16日から「スキポール空港の100年」と題した特別展を開催。牧草地に囲まれた小屋だったころから、現代のハイテク空港へと変貌を遂げるまで、空港のダイナミックな歴史を振り返る他、未来を見据えた展示が行われる。
同展では、1920年の飛行機のエンジンをはじめ、戦争時に見つかった爆弾、犬によって発見された密輸品、歴代の客室乗務員のユニフォーム、1960年代に空港に設置されていたデザイン家具といった、空港内で見かける様々なものの公開と合わせ、空港の知られざる顔を教えてくれる質問コーナーや、管制官気分で離着陸を指示したり、セキュリティ・コントロールの役になったりしながら空港の機能を学ぶゲームもある。また、巨大なプロジェクターでは、24時間休まず動く空港の映像が上映される。
100 Jaar Schiphol - Klaar voor vertrek
会期 |
2016年9月16日~2017年5月7日 |
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場所 |
アムステルダム・ミュージアム |
ウェブサイト |
(動画はイメージです)
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