オランダの新たな世界遺産「風車守の技術」

2018年02月13日 掲載

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風車守が風車や水車を動かし、修理を重ね良好な状態を保つための知識や技術が評価され、2017年12月にユネスコ世界無形文化遺産に登録されたオランダの「風車守の風車と水車の運転技術」。この技術で生計を立てている人の数は年々減少傾向にあるが、彼らは風車を動かす技術や風車守としての文化と歴史を、後世に伝えるという重要な役割も担っている。

その技術は親方から弟子へと受け継がれていくのが風車守の伝統だが、ボランティア風車守のギルドが1972年に誕生して以来、およそ2000人がトレーニングを受け資格を取得している。


Mill_Kinderdijk

ロッテルダム郊外にある世界遺産「キンデルダイクの風車」
(c) オランダ政府観光局



オランダには、現在も1,000基近い風車が残されているが、そうした風車は古くから小麦粉、マスタード、油、染料などを挽いてたり、木材などを産み出すための動力としてだけでなく、低地のオランダでの排水に果たした役割は計り知れない。
オランダに現存する風車の多くはミュージアムとして、また風車小屋に人が住み続けてメインテナンスしながら伝統を守っている。

情報提供:オランダ&ベルギー・フランダース 観光ニュース


(写真はイメージです)

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