記念イベントが目白押し!200周年を迎えたオランダ北海のリゾート「スヘフェニンゲン」
「スヘフェニンゲン」のリゾートしての歴史は、ヤコブス・プロンクという事業家が、静かな漁村だったスヘフェニンゲンに最初の「バスハウス」を作った今からちょうど200年前にまで遡る。誕生したのは4つの浴場を備えた小さな木の家で、これがリゾートとしてのスヘフェニンゲンの始まりとなった。
現在は海辺でのマリンアクティビティが楽しめるだけでなく、映画館や劇場、ビーチハウス、カジノ、ショッピング、レストランなどのエンターテイメント施設が揃う一大リゾートへと発展を遂げた。隣接するハーグでは、この200周年を記念したイベントが催されている。
「スヘフェニンゲン 200」 PICK UP イベント
ハーグ派とスヘフェニンゲン
ハーグ市立美術館で、19世紀に「ニューリアリズム」を掲げたハーグ派の画家の作品展を開催。彼らはハーグを拠点として田舎や海、漁師や農夫などを描いたことから、「スヘフェニンゲンとその海」は彼らの一大テーマでもあった。本展ではこの土地ならではの空気や光、そして水が調和した見事な風景画が鑑賞できる。
The Hague School & Scheveningen
開催日 | 2018年6月7日~9月16日 |
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場所 | ハーグ市立美術館 |
砂の彫刻世界選手権
オランダ初開催となる3年に一度の「砂の彫刻」の世界大会。ハーグに日本を含む世界各地から砂の彫刻家たちが集結し、6月4日から締切となる12日の14時まで「スヘフェニンゲン200年」をテーマにした4~5メートルもの巨大な砂の彫刻を制作する。最優秀賞は12日中に決定し、9体の作品は2018年8月19日まで市内に展示される。観覧無料。夜間はライトアップも楽しめる。
The Sand Sculpting World Championship
開催日 | 2018年6月4~12日(展示は8月19日まで) |
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場所 | ランゲ・フォールハウト広場 |
旗の日
ニシンはオランダの食文化に欠かせない魚だが、毎年オランダ人が心待ちにしているのが16%以上も脂がのった「ニューホランド」と呼ばれる最高の状態のニシン。この初物を獲る漁船には小さな国旗が飾られることに由来するイベントが「旗の日」である。スヘフェニンゲン海岸ではこの日、最高のニシンが味わえるだけでなく、子どものイベントなどもにぎやかに催される。
Vlaggetjesdag
開催日 | 2018年6月16日 |
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場所 | スヘフェニンゲン港 |
ボルボ・オーシャンレース
9ヶ月かけて地球を一周する国際的なヨットレース。46,000マイルを航行し、2018年はスヘフェニンゲンの港でゴールする。この日、世界最長かつ最もタフなレースの勝者を見ようと数万の人が集まる。
ヨーテボリから65隻のヨットが到着した後、7月1日までヨットレースについて学べる「レース・ヴィレッジ」が開設され、その他にも関連イベントが行われる。
Volvo Ocean Race
開催日 | 2018年6月24日 |
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場所 | スヘフェニンゲン港 |
国際花火フェスティバル
毎夏、スヘフェニンゲンの海岸で開催される花火大会。世界各国の花火が北海に打ち上げられる。
International Fireworks Festival Scheveningen
開催日 | 2018年8月10日 |
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時間 | 21時45分~ |
場所 | スヘフェニンゲン海岸 |
国会開会の日のパレード
毎年9月の第3火曜日に、オランダ国王(女王)が国会の開会を宣言する。2018年もこの日、政府機関が集まるビネンホフの「騎士の館」で、ウィレム・アレクサンダー国王が、国会の開会式で宣言を行う。これに伴い、市内にある国王の執務宮から開会が宣言される「騎士の館」まで、国王と王妃を乗せた馬車がパレードを行う。
パレードは誰もが無料で沿道から眺められるが、ランゲ・フォールハウト広場には観客席も用意されている。チケットは、ハーグ市ツーリストインフォメーションで販売される。
Prinsjesdag
開催日 | 2018年9月18日 |
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時間 | 12:45~14:30 |
場所 | ハーグ市中心部 |
「スヘフェニンゲン 200年」のイベント詳細は、ハーグ市の公式ウェブサイト(英語)を参照。
Scheveningen 200
ウェブサイト |
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