不思議空間がいっぱいのウッチ
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空がなければ舞台装置かなにかのように見えてしまう巨大なウォールアートがあるのは、かつてポーランドのマンチェスターと呼ばれた「ウッチ」。人口の多さではポーランド第3位の規模を誇るこの都市は、18世紀初頭には小さな村に過ぎなかったが、富裕なユダヤ系大資本家たちの投資により、19世紀から20世紀初頭にかけてポーランドのマンチェスターと呼ばれる工業都市へと変貌を遂げた。
豊富な労働力と資本の集中により栄えたかつてのウッチの面影は、メインストリートである「ピオトルコフスカ通り」やレンガ造りの工場をショッピング&アミューズメント施設に改造した「マヌファクトゥーラ」、豪奢な「ポズナンスキ宮殿」などに残されている。また、庶民的な市場を歩いてみるのも楽しい。ウッチへは、ワルシャワから鉄道で約2時間。日帰りで訪れることができる。
(写真はイメージです)
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