ダ・ヴィンチの『白貂を抱く貴婦人』はクラクフ国立美術館で公開中
レオナルド・ダヴィンチの作品の中でも、数少ないのが女性の肖像画。その1枚『白貂(てん)を抱く貴婦人』(1490年)は、世界有数の名画と謳われる女性の美しい肖像画で、ポーランド国内にあるコレクションとしては最高の価値を誇る。
1800年頃にポーランドの大貴族アダム・チャルトリスキ公爵がこの作品を購入し、チャルトリスキ家のコレクションとなった。
以前、この作品はチャルトリスキ美術館やヴァヴェル城の一角に展示されていたが、2017年5月19日にクラクフ国立美術館へと移され、本館にて公開されている。
左手に白貂を抱き、反対側の手でその背中をなでている貴婦人は、ミラノ公ルドヴィコ・スフォルツァの愛妾とされるチェチーリア・ガッレラーニ。そこに描かれた白貂は、二人の愛を象徴していると言われている。クラクフを訪れるなら必見の名画である。
Muzeum Narodowe w Krakowie
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(動画はイメージです)
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