ターキッシュ エアラインズ、日本人誘致に向け安全性をアピール
ターキッシュ エアラインズはこの程、旅行業界向けの「バルカンメディアラウンドテーブルおよびワークショップ」を、都内のホテル開催した。同社は毎年春に異なるデスティネーションを対象とする同様のワークショップ(商談会)を開催しているが、今回はターキッシュ エアラインズが強みとしているバルカン諸国がその対象となった。
ワークショップに先駆け行われたメディアラウンドテーブル(記者会見)では、冒頭で2月1日付けでターキッシュ エアラインズ東京支社の支社長に就任したメフメット・アカイ氏が挨拶。度重なるテロ事件を受け需要が一時的に低下しているものの、日本マーケットは引き続き重要であるとアピール。同社が希望しているスロット枠が獲得できれば、すぐにでも羽田/イスタンブール線を開設したいとの意欲を見せた。
さらに同氏は、テロに見舞われたイスタンブール・アタテュルク国際空港(以下、アタテュルク空港)はすぐに落ち着きを取り戻し、日本発着便も含め現在はすべて平常通りに運航しており、空港も問題なく機能していることを強調した。
続いて行われたプレゼンテーションは、広報担当の谷本美和氏から行われた。谷本氏は、アタテュルク空港は空港ターミナルの入口と出国審査後の2回にわたりセキュリティーチェックが行われる、世界的にも珍しいがダブルセキュリティー・システムが導入されていることを、同社の最新情報と合わせて紹介した。
米国およ英国便における電子機器の機内持ち込み制限について
アタテュルク空港は、3月25日に米国政府と英国政府から要請があった、携帯電話(もしくはスマートフォン)より大きな電子機器の機内持ち込みが制限される対象空港に含まれているが、成田/イスタンブール線では引き続き問題なくパソコンやiPadなどを機内に持ち込むことができる。
ただし、アタテュルク空港で米国および英国へのフライトに同日便で乗り継ぎ、預け入れ荷物の中に入れない場合は、機内に持ち込んだ規制対象となる大きさの電子機器は空港の職員に預け、最終目的地の空港で受け取ることになる。
アカイ氏によると、この経由便における電子機器の運搬については特別チームが編成され、最終目的地まで大切に運ばれていること、また本件についての混乱も起きてないとコメント。その上で、ターキッシュ エアラインズは優れた機内エンターテイメント・サービスを提供していることから、iPadやゲーム機器などがなくとも快適にフライト時間が過ごせると語った。
なお、この機内持ち込みの制限は、米国や英国からイスタンブールへ向かうフライトには適用されず、また英国行きの便についてはカメラの機内持ち込みは禁止されていない。
Turkish Airlines
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(写真はイメージです)