KLMオランダ航空が創業106年記念で106番目の「ミニチュア デルフトブルーハウス」を公開

2025年10月09日 掲載

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長距離国際線のワールドビジネスクラスにおいて、1950年代からボルス・ダッチ・ジンが入った陶器製のミニチュアハウス配っているKLMオランダ航空。オランダと世界をつなぐオマージュとして伝統的なオランダの建物を模した歴代のミニチュアハウスは、コレクターズアイテムとしても人気が高い。
1994年にコレクション数が創業年数と一致。以来、10月7日の創業記念日に新たなコレクションが発表されている。




Miniture Delft Blue House

KLMオランダ航空が106番目の「ミニチュア デルフトブルーハウス」を発表
画像提供:KLMオランダ航空






106番目のモチーフに選ばれた「ヴィラ・ラモー」


17世紀に英国からオランダに移住してきた清教徒たちは、ライデン旧市街にあるピータース教会の教区長住宅「ヴィラ・ラモー」で暮らし、その中に1620年にメイフラワー号で大西洋を渡り、アメリカに移り住んだピルグリム・ファーザーズがいた。清教徒たちは、オランダの「10月3日祭」の影響を受け収穫を祝うようになったが、その習慣がアメリカへと伝わり「感謝祭(サンクスギビング)」名前を変え、今に受け継がれている。

「ヴィラ・ラモー」は第二次世界大戦中、住人となったラモー家による占領軍に対するレジスタンス運動で重要な役割を果たした場所。そうした歴史の波を乗り越え、現在は「ライデン・アメリカン・ピルグリム博物館」として公開されている。激動の時代における「忍耐力」や「新たな絆」の力を象徴するこの建物は、KLMオランダ航空が大切にする価値観とも重なっている。




106th KLM Miniture Delft Blue House - Villa Rameau

106番目の「ミニチュア デルフトブルーハウス」
画像提供:KLMオランダ航空





ピルグリム・ファーザーズに続き、KLMオランダ航空も106年にわたり「空の大西洋航路」を受け継ぎ、現在アメリカ国内15都市にネットワークを展開。オランダおよびヨーロッパとアメリカ合衆国を結ぶ重要な役割を担っている。
創業106周年のコレクションとして、そのモチーフに「ヴィラ・ラモー」を選んだ理由も、そこにリンクしている。

この新作の発表に伴いKLMオランダ航空のマルヤン・リンテル社長兼CEOは「『ヴィラ・ラモー』にまつわるつながりを大切にし、力をあわせて困難に立ち向かう人々の物語は、KLMの企業精神に深く共鳴しています。KLMは、106年間にわたり世界中の人々を結び続けてきました。この小さな家はKLMがこれからも革新を続け、航空業界の未来を担っていくという大きな志の象徴です」とコメントしている。


KLM Royal Dutch Airlines

URL

https://www.klm.co.jp


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