2014年1月1日よりラトビアがユーロを導入!
1922年、ラトビア・ルーブルに替わって採用されたラトビアの通貨ラッツ。
1940年以降ラトビアは旧ソビエト連邦の一部となったため、それまで通貨であったラッツに替わりルーブルが使用。そしてソ連から独立後、1993年から再び通貨としてラッツが使用されるようになった。
ラッツが再導入されたちょうど20年前、ラトビア人は初めて5ラッツ紙幣を目にした。1920年代から40年代まで5ラッツは金貨が流通していたが、新たな紙幣に描かれたのはラトビアのシンボル、樫の木だった。ラトビア人にとってそれは、ソ連から独立したことを意味していた。ラトビアでは、樫の木は西暦紀前から神聖な樹木として信仰されており、これら古代の神聖な樫の木の多くは現在、ラトビアの国宝として保護されている。
そのラトビアが、2014年4月からユーロが導入されることとなった。このユーロ導入はラトビアがEUの加盟国になった時から計画されていたが、ラトビアのユーロはラッツの継続とみなされるべきという考えが強い。なぜなら、それは20年前の出来事のように、新たなラトビアのシンボルとなるからに他ならない。そして、それはラトビアが合法的に、かつ完全に返還されたことが示されるからだ。
さて、ラトビアの新ユーロ紙幣の装飾にも、この樫の木が描かれるのか。これらの通貨に関する情報は、ラトビア中央銀行のウェブサイトからも入手できる。
Latvijas Banka
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(写真はイメージです)
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