ラトビア伝統文様のキーホルダー作りを体験!
去る9月21日から24日まで東京ビックサイトで開催された「ツーリズムEXPOジャパン」。全国47都道府県と世界130ヶ国の地域を合わせ1310の企業や団体が出展し、期間中の来場者数は過去最高となる191,577人を数えた。
エリアごとに分けられた各ブースでは、その国や地域の魅力をアピールすべく思考を凝らした様々なイベントが多数行われたが、ヨーロッパのブースの中でひと際大勢の人で賑わっていたブースの一つが「バルト三国」である。
昨年9月のリトアニア政府観光局の日本事務所が開設され、足並みがそろったエストニア・ラトビア・リトアニアの3ヶ国は「バルト三国」としてブース出展。そこで、まるで3ヶ国の魅力を競わんとばかりに、魅力的なイベントが多数催された。
同局は、ラトビアの歌姫と呼ばれるイエワ・カルニニャさんを送り込み、何とも軽やかで美しい音色を放つラトビアの民族楽器演奏と、透き通った歌声を披露。さらにラトビア国学者であるウギス・ナステビッチさんと、神戸にてラトビア雑貨屋店「SUBARU」を営む溝口明子さんによる、『ラトビアのツウな楽しみ方』をテーマにしたトークショーも好評だった。
ジュエリー・デザイナー兼職人のイニタさんとヴィタウツさんは、13世紀の初頭にリボニア帯剣騎士団にって建造されたスィグルダ城の近くでジュエリー工房を夫妻で営んでおり、短時間で初心者でも簡単にチャレンジできるキーホルダー作りを参加者に指導してくれた。
ヴィタウツさんがキーホルダー作りの手ほどきをしている間、イニタさんが通訳兼MCを務めたラトビア国学者のウギス・ナステビッチとともに、ラトビアの伝統文様などについての説明を行った。
ラトビアでは、現代でも服飾品の中に古代から脈々と受け継がれた伝統の文様を見づける習慣があり、またそうした複製品に製作についても「文化継承」という点で特に制限なく国に許可されているのだという。
作り方は至ってシンプル。銅の板の上に下絵を描き、それに沿って工具を使って文様を刻み、最後にヤスリで磨く。
「Baltu Rotas」では、こうしたバルト諸民族文化の礎となった考古学的な遺産に基づき、様々な宝飾品を製作販売している。また、工房でも各種ワークショップを受け付けているようなので、ラトビアに行って体験してみるのも乙な旅となりそうだ。
Baltu Rotas
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