預け荷物の超過料金は1キロ5千円?!
最近、航空会社各社の無料受託手荷物や機内持ち込み荷物の重量に関して、チェックが厳しくなっているのをご存知だろうか。今までなら何ともなかった程度のオーバーでも指摘されたり、超過料金を徴収されるというケースを良く耳にするようになった。それにしても、この超過料金っていくら位取られるものなんだろうか・・・、と疑問に思う人も多いことだろう。
今回の取材で利用したルフトハンザドイツ航空の場合、預け荷物は個数ではなく重量規定が適用されている。
この規定によると、エコノミークラスは20キロ、ビジネスクラスが30キロ、ファーストクラスが40キロ。機内持ち込み手荷物も、ファーストクラスを除きサイズは55センチ×40センチ×20センチ以下のものが1点で、重量も8キロ以下と決められている。
バーゼル空港(正式名はユーロエアポート)でチェックインの際、同行した記者の分と合わせてスーツケースを預けたところ、総重量が10キロほどオーバーしてしまった。
現地航空会社スタッフの話によると、2キロのオーバーまでは大目にみるがそれ以上はダメ、と超過料金を請求された。料金は1キロ辺り約5,000円、税込みで521スイスフラン(約52,250円)を支払うことになった。
スーツケースに付けられた「HEAVY」の文字が何とも恨めしい・・・。
最近は軽量のスーツケースが出回るようになったが、それでも空で5〜7キロはある。夏場はともかく、寒い時期ともなるとセーターや使い捨てカイロをちょっと詰め込んだだけでかなりの重さになる。ましてやデジカメやビデオの充電器や、ノートパソコン、変圧器などの電子機器を持参する場合、お土産を買う前からすでに重量オーバーなんてことも・・・。何とも頭の痛い話だ。
もちろん余分な荷物を極力減らすというのが大前提ではあるが、増えた荷物は郵便などをうまく活用するのも得策だろう。
個々にチェックインをして、荷物を預ける個人旅行者は特にご注意あれ。
ドイツから郵送した場合
途中、ドイツ国内の郵便局から小包を送ったが、その時の料金が6キロで52ユーロ(約8,668円)。1キロ辺りは約1450円になる。今回、ちょうどクリスマス・シーズンと重なったこともあってか小包が届くまで約1ヶ月を要したが、通常期ならもう少し早く届くはずだ。ちなみに同じ荷物を国際スピード便で送った場合、料金は98ユーロ(約16,336円)になる。
ドイツの郵便局では、組み立て式の箱(テープ付)が用意されている。サイズは大小の2種類あり、価格は2〜5ユーロ。
局によっては内部に作業スペースも設けられているので、窓口で箱を購入し、その場で箱詰めや伝票の記入、発送ができる。あらかじめ送りたいものを手持ちの袋に詰めて郵便局へ持って行けば、郵便局とホテルを往復しなくて済む。
* 換算レートは、2007年12月現在によるもの
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