ドイツビール純粋令500周年記念イベント @ ドイツ大使公邸
ゴールデンウィークもあっという間に前半が終了。明日から後半に入りますが、皆さんはいかがお過ごしですか?
初夏を思わせるようなお天気が続き、ビールがとっても美味しく感じられますね!
さて、すでに何度かサイトの方でご紹介をしておりますが、今年は1516年4月23日にバイエルン公国のヴェルヘルム4世が、「ビールの醸造には、大麦、ホップ、水以外の成分を用いてはならない」というビール純粋令を、インゴルシュタットで定めて発布をしてから500周年に当たります。
ビール純粋令は、1871年のドイツ帝国の誕生とともに、ドイツ全土に広まり、これにより安定した高品質のビールがドイツ各地で醸造され、楽しめるようになりました。
ちなみにこのビール純粋令で規定された原材料は、1556年に「ビール酵母」が発見されたことにより、「大麦、ホップ、水、酵母」の4つに変更され、現在に至っています。
ドイツ醸造業者団体が、1995年から毎年4月23日にビール純粋令を記念したイベントを開催していますが、ちょうどその1週間後となる4月28日、在日ドイツ大使公邸において、大使と在日ドイツ商工会議所の共催による「ビール純粋令制定500周年」を祝う催しが行われました。
ありがたくも当編集部もそのイベントにお招きを頂き、私も大使と乾杯を交わさせて頂いた後、ドイツ各地の美味しいビールをお腹をいっぱい味わってきました!
今回の催しには、バイエルンとノルトライン・ヴェストファーレンの2つの州も、ビール醸造業の拠点として出展。現在インポーターさんを探している最中という、日本未入荷のビールもたくさん出展されていました。
そうした出展者の中で、見上げてしまうほど背が高い、ビール腹とは無縁な素敵なお兄さんが立っていた「ヴァルシュタイナー」は、アルンスベルクの森で醸造されているビール。
こちらでは、ビール醸造に最も適しているとされる名水、カイザークペットの地下水が使用されているそうです。また、透明感のある黄金色のビールが特徴とのことですが、ドゥンケル(黒ビール)もなかなかイケます!
現在、インポーターさんを探しているというシュトゥットガルトにあるビール醸造所「ホーフドーファー」(Hofdorfer Brauerei)のビールも、2種類試飲させて頂きました。
個人経営の小さな醸造所なのだそうですが、日本への定期的な入荷が待ち遠しくなるほどの美味しさでした♪
あと1種類あったのですが、すでにお腹には2リットル以上のビールで満杯状態で、最後の1杯が入りませんでした(涙)
しかし、たった4つの原材料で、2つとして同じ味わいはなし。
醸造所によって随分ビールの味も変わるものだと、ドイツビールの奥深さを再認識した次第です。
こうしてドイツビールを飲んでいると、やっぱり恋しくなってくるのが、あの本場の空気でしか味わえないビールの味。
日本でもすっかりお馴染みになったドイツビールの祭典「オクトーバーフェスト」ですが、行ったことのある方ならお分かりになると思いますが、残念ながら本場のミュンヘンとはまったく雰囲気が異なります。
ですので、まだ本家本元の「オクトーバーフェスト」を体験したことのない方には、是非一度足を運んでみて頂きたいと思いますが、ミュンヘンの「オクトーバーフェスト」の開催は9月。「残念ながら休みがとれなくて行けない・・・」と落ち込んでいる方に朗報です!!!
実は、2016年はミュンヘンでオクトーバーフェストの他にも、もう一つ重要なビール祭りが開催されます。
それが7月22日から24日まで開催される「ビール純粋令500年記念まつり」です!
開催期間はわずか3日間ですが、これのビール祭りは今年だけのプレミアム!
これを逃したら、500年後までチャンスがありません(笑)
ということで、あと500年生き延びる自信のない方、この夏はドイツの人たちとビール純粋令500周年をお祝いしましょ~!!
ドイツでは、このミュンヘンの「ビール純粋令500年記念まつり」以外にも、この夏、以下のようなビール祭りの開催が予定されていますよ~♪
2016年夏、注目のドイツ・ビール祭り
フランケン・ビアフェスト
開催日 | 2016年5月25~29日 |
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開催地 | ニュルンベルク |
ウェブサイト |
ビール純粋令500年記念まつり
開催日 | 2016年7月22~24日 |
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開催地 | ミュンヘン |
ウェブサイト |
ベルリン・ビア・ウィーク
開催日 | 2016年7月22~30日 |
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開催地 | ベルリン |
ウェブサイト |
第20回 ベルリン国際ビアフェスティバル
開催日 | 2016年8月5~7日 |
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開催地 | ベルリン |
ウェブサイト |