エストニア政府観光局、新日本事務所を開設

2017年02月24日 掲載

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22日に行われたプレス・ミーティングの様子


エストニア政府観光局(Estonian Tourist Board)は2017年1月10日、同局の在日代表に株式会社フォーサイト・マーケティング(所在地:東京都中央区)を指名し、契約を交わした。これによりエストニア政府観光局は今後、駐日エストニア大使館や関係機関と協力をし、日本でのマーケティング活動を本格化させる。

新事務所開設を受け22日、同局の日本事務所「マトカトリ」で業界向けメディア関係者を集めたプレス・ミーティングが行われた。会の冒頭で、エストニア政府観光局の日本代表に就任した能登重好氏(株式会社フォーサイト・マーケティングの代表取締役)が挨拶をし、今後は北欧の中のエストニアとして同国の伝統的な側面と新しい側面の両方をプロダクツとして売り込む方針であると語った。

その後、エストニア在住経験を持つプロモーション担当の森友梨氏から、今後の活動予定についての説明が行われた。森氏によると、2017年4月にエストニア共和国大使館において業界関係者向けのデスティネーション・セミナーを開催、さらに研修旅行などを実施。また、毎年9月に東京ビックサイトで開催される「ツーリズムEXPO」をはじめとするイベントへの参加、ニュースレターの配信、ウェブサイトの刷新と日本語化、プロダクト・デベロプメントなども積極的に行って行く予定だという。


Estonia feeds the imagination (配信元:visitestonia/YouTube)



2016年、日本からエストニアへの旅行者数(宿泊者ベース)は約22,000人。現在はフィンランド及びバルト三国とのコンビネーションが主流だが、個人旅行をターゲットにしたモノデスティネーション化を視野にいれる他、スウェーデン等新しいコンビネーションでのプロモーションも展開する。また、現在フィンランドからの日帰り旅行がマジョリティを占めているところ、今後はエストニアへの宿泊数を増やし、首都タリン以外のデスティネーションもプロモーションしていくとしている。

なお、エストニア政府観光局と日本窓口としての契約期間は2年。株式会社フォーサイト・マーケティングは、今回契約を交わしたエストニアの他にもフィンランドや、バルト三国のラトビア、2016年夏からリトアニア政府観光局の業務も担い、日本での多彩なプロモーションを展開している。


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