Visit Finland 観光における気候変動対策に関する「グラスゴー宣言」に署名
「グラスゴー宣言」とは、観光産業における最も包括的な気候変動に関する声明のこと。「CO2排出量の測定」「脱炭素化」「生態系や地域の再生」「協力関係の強化」「開発に必要な資金の確保」の5つにおいて、観光産業に携わる全ての事業者が多様な観点から協働して取り組む枠組みを指す。現在、地域組織だけでなく、世界中の500以上のあらゆる規模の観光事業者と団体が、この「グラスゴー宣言」に署名している。
2022年6月1日、ストックホルムで開催された「One Planet Forum」において、サステナブルな旅行先として、また持続可能な開発におけるパイオニアとして評価を高めること目標に掲げる Visit Finland が、この観光における気候変動対策に関する「グラスゴー宣言」に、フィンランド国内の60の観光地域や企業とともに署名した。
その背景には「フィンランドの観光産業は、気候の温暖化の影響を受けやすく、将来も旅行を可能とするためには、観光資源を保護する必要がある。また、環境負荷の低い旅行の選択肢や体験、目的地を確保する必要がある」のだと、Visit Finlandのシニアディレクターであるクリスティナ・ヒエタサーリ氏は言う。
この宣言に署名した団体は、今後10年の間に二酸化炭素(CO2)排出量を半減することを約束。さらに2050年までに、温室効果ガスの排出が正味ゼロを意味する 「ネットゼロ」を達成する。この宣言に署名すること、特に連携しての署名は、責任ある行動へのコミットメントを示す効果的な方法の一つとなっている。
One Planet Network Forum 2022
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