ドイツ観光局 「国境を越えたサステナブルツーリズム」促進でフランス観光開発機構との連携を発表

2022年10月03日 掲載

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コロナ禍前の2019年、フランスからの訪独観光客の延べ宿泊数は390万件で、観光を目的とする欧州域内からの訪独では第6位。2021年にはフランスからの訪独観光客宿泊数は延べ150万件となり、コロナ禍で落ち込んだ2020年と比較すると8%ほど回復をみせており、フランス人の旅先ランキングでも、ドイツはスペイン、イタリアに次ぐ第3位となっている。そうした背景を受け、日本市場においてもドイツ観光局とフランス観光開発機構は定期的な情報交換を行うとともに密に連携し、積極的な協力関係を構築している。

今回の共同キャンペーンに登場するのは、仏・インフルエンサーカップルのピエールとミリアム・カボンと、独・インフルエンサーカップルのキムとローレンツ・ルメリウス。この2組のカップルが今年初め、仏・ブルゴーニュ地方の中心地ディジョンを散策。ディジョンの周辺地域の文化や食、とりわけ町の新たなシンボルともいえるディジョンワインを満喫した。その後、フランス国鉄(SNCF)のTGVヨーロッパ東線に乗り、ドイツ南部に広がるワイン街道へと歩を進め、ドイツワイン文化と雄大な自然の景観を堪能している。その度の様子は両局のSNSを通じて、また別撮りした動画が彼らのSNSアカウントでも楽しめる。



配信元:germanytourism -
France.fr/YouTube




ドイツ観光局のペトラ・ヘードルファーCEOは、今回の共同キャンペーンに際し「フランス観光開発機構およびフランス国鉄との共同キャンペーンは、数多くの我々の戦略目標にとって大きな助けになっている。我々はドイツとフランスとの友好関係に新たな活力を吹き込み、サステイナブルツーリズム促進の一環でバリアフリー観光を推進しながら、地方ならではの魅力溢れる観光素材の提供を強化していこうと考えている。サステイナブルな移動手段である鉄道は、独仏共同作業にとって欠かすことのできない重要なパートナーである」とコメント。

また、フランス観光開発機構のカロリーン・ルブシェーGMも、「ドイツ観光局とフランス国鉄を巻き込んだ今回の新たなキャンペーンは、我々が最重要視してきた価値観、すなわちインクルージョンとサステイナビリティに基づいて観光業を再活性化させたいという共通の願いに叶うもので、誰もが環境負荷を最小限に抑えながら自然景観の美しさを再発見し、生き方そのものを楽しめるようにしたいというのが原動力となっている」と述べている。


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