ドイツ・フランケンワインを楽しむ

2013年10月09日 掲載

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フリッケンハウゼン・アム・マインののどかな風景
(C) FrankenTourismus/FWL/Hub



理屈抜きに楽しめるドイツワイン

日本人の舌に最もフィットするのが、恐らくドイツワインだろう。そして、バラエティに富んだラインナップを誇るドイツワインの大きな魅力は、直感的に味そのものが楽しめること。まだまだ知識でワインを飲もうとする人が多い日本人にとって、理屈抜きに楽しめるワインだと言える。また、ワイン初心者や様々なワインを試したいという人にとっても、「勇気」や「冒険」の必要がない手頃な価格帯は実に魅力的である。

料理との相性も「白ワインには魚料理、肉料理なら赤、日本食は淡泊だから白ワイン・・・」だなんて決めつけている方、案外多いのではないだろうか?
もちろん、赤ワインには赤ワインに、白ワインには白ワインに適した料理があるのは事実だが、食とワインの相性はなにも赤白だけで決まるものではない。

ワインの味わいは、生産地や使用されているブドウの品種などによってお大きく異なる。
赤ワインにコクや厚みが弱いライトボディやタンニンの強いフルボディ、その中間のミディアムボディがあるように、同じ白ワインでも甘口、辛口、ミネラル感のある物、樽熟成によりしっかりとしたコクがあるものなど実に様々。
料理との相性を考えるにしても、単に赤白で区別するのではなく、それぞれのワインの個性にマッチした料理とのコラボを楽しみたいものである。


ドイツワインが美味しいのは白だけ?

口当たりの良い白ワインで定評のあるドイツワインだが、赤ワインも侮ってはいけない。
ドイツでも20年程前からドイツの気候にあった赤ワイン用のブドウが開発され、その栽培面積も徐々に広まっている。
ドイツで最も多く栽培されている赤ワイン用品種が「シュペート・ブルグンダー」。このシュペートは「遅い」、ブルグンダーは「ブルゴーニュもの」の意味だが、日本でこの品種はフランスを代表する品種の一つ「ピノノワール」という名前で良く知られている。
一説によると遥か昔、フランケンの人間がフランスのブルゴーニュに、このシュペート・ブルグンダー(ピノノワール)を持ち込んだとも言われている。
フランケン地方はEUが定めたワイン生産地気象区分でAゾーンに属しているが、ブルゴーニュやアルザスがあるBゾーンに非常に近いことを考えれば、ここで上質なワインが製造されいても何ら不思議ではないだろう。



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