オーストリア・ドイツ・スイスの政府観光局が共同でB2Bセミナーを開催
オーストリア、スイス、およびドイツの3ヶ国の政府観光局は、先ごろ共同で旅行会社向けの観光セミナーを開催した。
これは日本人の欧州旅行が順調な回復を見せる中、2018年および2019年の新しい商品開発に向けた企画ヒントの提供を目的に行われたもので、本セミナーには先述の政府観光局の他にも、これら3ヶ国の航空ブランドを展開するルフトハンザ・グループとレイルヨーロッパジャパンもパートナーとして参画して行われた。
今回のセミナーでは、スイス政府観光局 日本支局長のファビアン・クレール氏と、ウィーン在日代表部との合併により今年1月にオーストリア政府観光局のマーケティング担当となった福田明子氏、同じく1月に着任したドイツ観光局 マーケティング&セールス・マネージャーの高尾舞弓氏、ルフトハンザ・グループ アカウントマネージャーの稲葉泰樹氏、レイルヨーロッパジャパン在日代表の加々美恵理氏が登壇。いずれの3ヶ国も昨年春から今年にかけて業界担当者に交代があり、フレッシュな顔合わせとなった。
なお、本セミナーで紹介された各国の主な企画ヒント、およびアップデートされた情報は以下の通り。
スイス
- 2018年 夏のテーマ「自然への回帰 - 自転車の旅」 ~ サイクリングによるアクティブな旅(都市交通機関とのコンビネーション、食・ウェルネスなどとの組み合わせ、自転車イベントなど)
- 2018年 街のテーマ「ローカル目線で楽しむ旅」 ~ 都市に暮らすローカルの楽しみ方(休日、アフターファイブ、地元の人気スポット、都市の中の自然など)
- 2018年1月よりスイストラベルパスの有効路線となった「シルトホルン」と「シュタンザーホルン」
- 2018年夏季シーズンに運行が開始される展望バルコニー付きゴンドラ(ヴェンゲン=メンリッヘン間)
- ハーダークルムのフォークロア・ディナー
- 2018年4月にリニューアルしあt「ホテル・グラシエ」(グリンデルワルト
- ブロネイ・シャンビィ鉄道博物館50周年
- グレーシャー・エクスプレスの予約料金
- 2017年夏にオープンした世界最長の釣り橋(ランダ)
- エッギスホルン・トレイル
- テキスタイルとテーマにした旅(ザンクトがレン)
- スイスのデラックスホテルと最新レストラン
- 2018年4月4日に変更になった新フライト・ラゲージ・システム
オーストリア
- 観光&マーケティング・データ
- 「JATA ヨーロッパの美しい村30選」に選ばれたレッヒ
- 「JATA ヨーロッパの美しい街道・道20選」に選ばれたリンゴ街道
- 日本人旅行客のオーストリア周遊データ
- 2018年 聖歌『きよしこの夜』初演から200周年
- ウィーン 2018年のテーマ「世紀末アート」
- オーストリア日本交流150周年 関連イベント(2019年)
- ウィーン国立歌劇場150周年(2019年)
- ウィーン楽友協会ホール150周年(2020年)
- クリムト・広告キャンペーン(2018年4月実施)
ドイツ
- 2017年観光統計
- 南フランクフルトの「シュテーデル美術館」・名物「リンゴ酒」
- JATAヨーロッパの美しい村30選「ベルンカステルクース」
- JATAヨーロッパの美しい街道・道20選「ドイツ 黒い森高原街道」
黒い森の遊歩道「バウム・ヴィプフェル・プファド」、黒い森街道一番のハイライト「ホーエンツォレルン城」、機関車「ヴータッハ渓谷機関車」 - 花の島「マイナウ島」(ボーデン湖」
- ツェッペリン飛行船(13ルート/30~120分所要)
- 南ドイツのクリスマスマーケット(コーブルク、ホーエンツォレルン城、ボーデン湖、ラヴェンナ渓谷)
- 国境を歩いて渡る「バウム・クローネンヴェーク」
- 絵はがきのような風景が広がる「ラムサウ」
- 2018年のテーマ「ドイツのグルメ」
- 2019年のテーマ「バウハウス100周年」
- 「ベートーヴェン生誕250周年」(2020年)
レイルヨーロッパ
- スイストラベルシステム
- 2018年の変更点(ピラトゥス鉄道、シーニゲプラッテ、スイス交通博物館)
- スイス・グランド・トレイン・ツアー
- オーストリア鉄道ネットワーク最新情報(エアポートリンクの高速路線への乗り入れなど)
- 「ナイトジェット」復活
- ベルリン=ミュンヘンのアクセスが4時間未満に
- 2018年6月よりドイツからチェコへの高速アクセスが可能に
- フランクフルト=ニュールンベルク=ウィーン間が25分短縮
- フランクフルト=ミラノ、スイス経由でデイリーに
- ドイツ国鉄がICE4を導入
ルフトハンザ・グループ
- オーストリア航空 最新情報 (機材・設備など)
- ルフトハンザ ドイツ航空 最新情報 (機材・設備など)
- スイス インターナショナル エアラインズ 最新情報 (機材・設備など)