ドイツ観光局、持続可能性を全世界にアピールする旗艦キャンペーン「Simply FEEL GOOD」を再スタート
持続可能性の高い旅の目的地として、世界中で認知されつつあるドイツ。国連が定めた気候目標到達度を示すSDGs指数において2023年、ドイツは6位から4位へと躍進。IPKインターナショナル社の分析(2022年9月以降)によると、気候保護と持続可能性の観点から見た潜在的な到着旅客数で、ドイツは27ヶ国中3位につけている。
こうした状況を受け、ドイツ観光局ではこのトレンドのさらなる強化に向け、2023年9月1日より全世界に向け「Simply FEEL GOOD」を再スタート。サスティナブルツーリズムのコンテンツを積極的に発信する。
本キャンペーン再開に際してドイツ観光局のペトラ・ヘードルファーCEOは、「以前賞を受賞したキャンペーン『Feel good』で我々は、2021年に認定済みの持続可能性の高い観光コンテンツを全世界の旅行市場に効率よく発信することができた。2023年はドイツの旅がサスティナブルでありながら、楽しみと多彩な体験に富んだものであるのかを明確に示している。また、本キャンペーンに選ばれた旅のコンテンツは、いかに多くの観光地、ホテルやイベント主催者、それに交通機関が持続可能性を目指しているのかを反映したものである。この戦略的方向性とキャンペーンの実施は、国連の持続可能な開発目標(SDGs)を具体的に示すものであり、ドイツのインバウンドツーリズムを持続可能性の高いものにしていくという、我々の目標設定が正しいものであることを裏付けている」と述べている。
Simply FEEL GOOD 2023
FEEL GOOD 2023キャンペーンは、オーストリア、ベルギー、スイス、デンマーク、スペイン、フランス、イタリア、オランダ、スェーデン、イギリス、ポーランドといったサステナビリティの感度が高い欧州各国のほか、欧州外ではアメリカと日本に向けて配信。メインターゲットグループは、新たな市場分析指針SINUS Meta-Milieusに基づくサステナビリティコンシャスな階層となっている。
ドイツ観光局キャンペーンのランディングページは、公募で選ばれたほぼ140件の持続性の高い旅のアイデアが掲載された、インスピレーションと情報のハブとなっている。
「発見」「堪能」「宿泊」「旅行」の4つ分類され、検索しやすくなっているほか、ウェブ上にある地図から各テーマに分類された16の連邦州にある持続可能性の高い旅行オプション、および17の検査項目をクリアした持続可能性の高い施設や認定を受けた宿泊施設にリンクされている。
さらに関心喚起のためにイメージ動画を制作して発信。ネイティブ広告や検索連動型広告、および様々なSNSを通じた広報活動を実施するほか、海外市場ごとのメールマガジンやPR活動やイベントも行っていく。
日本独自のSimply FEED GOODキャンペーン
日本においては、ドイツ観光局の本局主導で展開するSNSでのADキャンペーンとは別に、朝日新聞デジタルの旅専門ウェブサイト『メディア&トラベル』に世界遺産バーデン・バーデンの温泉文化と周辺に広がる黒い森の自然をテーマにした記事特集を公開している。
記事特集は、朝日新聞社およびドイツ観光局の公式チャンネル(旧ツイッター)などで拡散させ、サスティナビリティコンシャスな日本のネットユーザーに関心喚起を行っている。
SNSキャンペーンは同9月末まで実施。記事特集はアーカイブされ、終了後の閲覧も可能となっている。なお、日本独自のキャンペーンには、サスティナブルな空の旅を積極的に推進しているルフトハンザドイツ航空も賛同パートナーとして参画している。
Simply FEEL GOOD
URL |
---|