ワルシャワとクラクフを起点に鉄道で巡る旅
ワルシャワとクラクフを起点に鉄道で巡る
ワルシャワ・フレデリック・ショパン国際空港に到着したら、近郊列車、バスやタクシーなどに乗り市街地へと移動。ワルシャワ市街地にある主要駅のうちワルシャワ中央駅(Warszawa Centrain)、ワルシャワ東駅(Warszawa Wschodni)には、ほとんどの列車が停車する。ワルシャワ中央駅の中央ホールにはワルシャワ観光案内所がある。
ワルシャワ歴史地区として世界遺産に登録されている旧市街のワジェンキ公園などは、ぜひとも訪れたいところ。ワルシャワのおすすめ観光スポット情報、マップなどは、レイルヨーロッパジャパンの公式サイト都市情報「ワルシャワ」で画像とともに紹介されている。
ワルシャワ滞在中、郊外にあるショパンの生家を訪ねる。朝、ワルシャワ東駅(Warszawa Wschodnia)からTLKに乗って約34分でソハチェフ駅(Sochaczew)に到着。駅前からは路線バス(6番)に乗り、終点まで20~30分ほど。ヴェラゾファ・ヴォラ村のショパンの生家にはショパンゆかりの貴重な資料が展示され、夏には毎週日曜にコンサートが開かれている。但し、2015年2月末まで修復工事が行われており、入場ができなくなっている。生家の周辺には公園が整備されており、小川のせせらぎや花々、緑豊かな木々が気持ち良い。
3日目の夕方、古都クラクフへと移動。ワルシャワ中央駅からEIC(エクスプレスインターシティ)に乗って約2時間25分で、クラクフ中央駅(Krakow Glowny)に到着する。
ヨーロッパ屈指の美しさで知られるクラクフは、かつてのポーランド王国の首都。1000年の歴史を誇る。中世の風情が残る旧市街は、世界遺産にも登録されている。また、町の中心に位置する中央広場では、歴史的な邸宅や聖マリア教会が見られる。
クロッカスの花咲くザコパネへ普通列車の旅
ポズナンへはワルシャワから日帰りで
4日目は、ポーランド南部の町ザコパネへ。クラクフ中央駅からは、普通列車またはTLK(Tanie Linie Kolejowe)でザコパネ駅まで約3時間30分。地元の人も利用する普通列車に乗り、この地方の人々の生活を垣間見つつ、のんびりとした列車の旅を楽しみたい。また、クラクフ~ザコパネ間はバスも運行されている。行きと帰りで列車とバスを利用すると、車窓からは異なる風景が見られる。
「ポーランドの冬の都」とも呼ばれているタトラ山脈の麓のザコパネは、年間を通して様々なアクティビティや風景が楽しめる。周囲をゴツゴツとした岩山と豊かな緑に囲まれたザコパネでは、春は山々と渓谷が紫色のクロッカスの花で一面覆われ、夏までハイキングや山登りを楽しむ人々で賑わう。ケーブルカーに乗ってカスプロヴィ・ヴィエルフ山(標高1959m)へと登り、眼下に広がる絶景を楽しんだら、町中にある木造教会などを見て回ろう。
もちろん、ザコパネの郷土料理も忘れてはならない。ザコパネ名物のスモークチーズ「オシツィペク」は、ロープウェイ乗り場前のグバウフカ市場や道端でも売られている。
翌日は午後の遅めの列車で、クラクフ中央駅からEICでワルシャワ中央駅へと戻る。所要時間は約2時間25分。この日はワルシャワに宿泊して、翌日(6日目)は古都ポズナンまで日帰りで出かけてみよう。
ポーランド西部に位置する歴史的な商都ポズナンへは、ワルシャワ中央駅からECに乗って約2時間29分。旧市街広場を散策し、広場にある旧市庁舎(市歴史博物館)、さらにはグルカ宮(考古学博物館)などの見どころを訪れてみよう。
旅程 (提供:Rail Europe Japan)
日 | スケジュール | 宿泊都市 |
1日目 | 日本から欧州内の都市を経由してワルシャワへ | ワルシャワ泊 |
2日目 | 朝、ショパンの生家へ | ワルシャワ泊 |
3日目 | 出発までワルシャワ市内散策 | クラクフ泊 |
4日目 | 早朝、クラクフ中央駅から普通列車でザコパネへ(約3時間30分2時間) | クラクフ泊 |
5日目 | 出発までクラクフ市内散策。夕方、EICでワルシャワへ(約2時間25分) | ワルシャワ泊 |
6日目 | 朝、ワルシャワからEICでポズナンへ(約2時間29分) | ワルシャワ泊 |
7日目 | ワルシャワ国際空港から帰国の途へ | 機内泊 |
8日目 | 日本着 | - |
Rail Europe Japan
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(写真はイメージです)