2016年の「スペインガストロノミー首都」はトレド!
スペインでは毎年、スペインホテル連盟(FEHR)とスペイン観光ジャーナリスト連盟(FEPET)が主催となり、食と文化をテーマに1都市が「スペインガストロノミー首都」として選ばれ、そこで年間を通してグルメ関連の様々なイベントが開催される。
今年その「スペインガストロノミー首都」に選ばれたのが、マドリードからもアクセスの良く便利な古都トレド。スペインの悠久の歴史遺産が魅力のトレドでは、メニュー選びにも迷ってしまうほどの郷土料理が肉や豆料理を中心にたくさんある。
ニンニク、パプリカとハムで作られたスープに、パンと卵を加えて土製の入れ物で作られる「カスティーリャ風スープ」は、まさにスターターにぴったりの一品。ラムもしくは豚肉を茹てからオイルと香辛料で揚げた料理「コチフリート」、ほぐした肉をトマトとグリンピースと一緒に煮込んだ「カルカムサス」、鶏肉、アナゴ、イカとキノコが入ったトレド版の米料理もある。
だが、そんなトレドへ行ったら是非味わっておきたいのが、ハーブで味付けされた繊細な味のキジのシチュー。さらに味が洗練され、キノコや洋梨を添えた鹿肉もある。
トレドの旧市街には、バルやレストランがたくさんあるが、タホの川岸やサンタ・テレサ地区のテラスもお勧め。街のすぐ近くには、ミシュランの星を獲得している「エル・カルメン・デ・モンテシオン」と「ラ・カサ・デル・カルメン」もある。さらに、ソコドベル広場の隣にあるサン・アグスティン市場も要チェックのグルメスポットとなっている。その他にも、ワイナリーを訪ねたり、トレドのあるカスティーリャ・ラ・マンチャ地方のマンチェゴチーズの工房見学なども楽しめる。
食いしん坊は要チェック! トレドのグルメ関連イベント
トレドでは毎年、いくつかのグルメイベントが開催されている。その一つが、2月から3月にかけて行われる煮込みと鍋料理の郷土フェア。6月にはコンクール「トレドをタパス歩きする」が、11月には「タパスフェア」とその付属の「トレドをカクテルで」が開催される。こうしたグルメイベントには、街中のレストランが多数参加。最高の料理をお値打ち価格で提供してくれる。
Capital Española de la Gastronomía 2016
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