リトアニア政府観光局が日本事務所を開設

駐日リトアニア大使館で行われたプレゼンテーションの様子
紹介するのはリトアニア政府観光局の日本代表に就任した能登重好氏
リトアニア政府観光局(Lithuanian State Department of Tourism under the Ministry of Economy)はこの程、株式会社フォーサイト・マーケティング(代表取締役 能登重好氏)を窓口とする日本事務所を開設。3年間にわたる契約を交わした。
2015年のリトアニアへの日本人旅行者数は21,000人。今後さらなる増加が期待できることから、日本事務所開設となった。
「リトアニア政府観光局 日本事務所」は、駐日リトアニア大使館や関係機関と協力した日本におけるマーケティング活動を本格化させる。

来場者に挨拶するリトアニア経済副大臣のラサ・ノレイキネ氏
先日、リトアニア大使館で開催された「リトアニア・セミナー」には、日本を拠点とする旅行会社やメディア関係者が招かれ、経済副大臣のラサ・ノレイキネ(Rasa Noreikinė)氏と、本局長のユルギタ・カズラウスキエネ(Jurgita Kazlauskienė)氏が率いる訪問団がプレゼンテーションを行った他、日本旅行業協会(JATA)が主催する「ツーリズム EXPO ジャパン2016」にエストニア、ラトビアとともに出展し、その意気込みを示した。
現在は「バルト三国」とのコンビネーションが主流だが、将来的には個人旅行をターゲットにしたモノデスティネーション化や、ポーランドなどの隣国との新たなコンビネーションも視野に入れ、プロモーションを展開する。

セミナーでは、首都のヴィリニュスや「杉原記念館」があるカウナスも紹介された
今後はリトアニアの自然と文化遺産を守りながらも活かす「責任ある観光」を基本とし、業界向けの研修旅行やプレストリップの催行をはじめ、イベントへの参加やウェブサイトの刷新と日本語化、観光資料の作成なども予定。さらに、一般からの問い合わせなどにも対応する方針で、プロダクト・デベロプメントなどとともに SNS などを活用したデジタル・マーケティングも積極に行うとしている。

プレゼンテーションの後でふるまわれたリトアニアの代表的な料理
リトアニアは、バルト三国の中でも特に食事が美味しい国と言われている
「バルト三国」として知られるエストニア、ラトビア、リトアニアの3ヶ国は、日本では一緒くたにされがちだが、実はその歴史や文化的な背景も、その性質も大きく異なる。日本代表の能登氏は、リトアニアを「バルト三国の中で最も繊細な美しさを持つ国」と表現している。今後、どのようにリトアニアのプロモーションを展開していくのか。その手腕にも期待したい。
なお、10月17日にはFacebookページを立ち上げ、一般向けの配信を開始している(ツイッターは近日開設予定)。
Lithuanian State Department of Tourism
ウェブサイト |
|
---|---|