香港ワンダー・コラム

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香港が女子ウインドサーフィンで金メダル獲得


1996年アトランタ・オリンピックの女子ウインドサーフィンで香港の李麗珊(リー・ライシャン)選手が優勝、金メダルを獲得した。彼女は香港で最初のオリンピック・メダリストで、しかも金メダルを香港にもたらしたのである。これは中国への返還前の「英国植民地香港」が成し遂げた歴史的快挙といえる。

 リー・ライシャン選手本人、香港からの応援団、それにその場に居合わせた英国人は表彰式場に流れた英国国歌、ゴッド・セーブ・ザ・クイーンをどんな気持ちで聞いたことだろう。その金メダルは香港の最初にして最後の金メダルとなった。

 彼女が仮に4年後の2000年、シドニーのオリンピックで再び優勝したとしても、表彰式場に流れるのは中国国歌なのである。香港がこの土壇場での一大朗報に沸き返ったのは当然である。

 リー・ライシャン選手の活躍は香港の人々に大きな誇りと自信をもたらし、英国植民地香港のスポーツ史の最後の1ページをきらびやかに飾ることになった。この金メダルは彼女のみならず、香港にとっても非常に価値あるものである。

 世界の水上スポーツ界に香港のウインドサーフィンのレベルの高さを改めてアピ-ルしたことになり、恒例の『ウインドサーフィン香港オープン選手権大会』の権威も大いに高まることになる。

 一般サーファー達の香港詣でも盛んになるかも知れないし、ひょっとすると香港製サーフィンボートが世界中のサーファー達にもてはやされる時がくるかも知れない。 
因みに、香港のヨットの製造技術の優秀さは既に世界的に定評があり、ヨットの備品を求めるため香港にやってくるヨットマン達も多い。商魂たくましい香港商人のことである。中国返還前のこの金メダル獲得をどのように商売に利用していくか見ものである。

 香港観光協会も新たな市場拡大に、また、ウインドサーフィンのみに限らずすべての水上スポーツ関係者も好機逸すべからずということか。

 さて、香港でウインドサーフィンを楽しむといっても、サーフィンボートをわざわざ日本から持っていく訳にはいかない。数には限りがあるだろうが、香港島のスタンレー(赤柱)・ビーチやチュンチャウ島のクンャム(観音)・ビーチなどでは借りることができる。しかし、事前に下記「香港ウインドサーフィン協会」に直接尋ねるか旅行業者を通じ確認する必要がある。

Windsurfing Association of Hong Kong
Room 801, Fortune Bldg., 13-15 ThomsonRoad, Wanchai, Hong Kong

 いずれにしても、先ず、香港観光協会に尋ねることである。

TEL:東京事務所:03-3503-0731
大阪事務所:06-229-9240


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