編集部便り

平和を祈るクリスマス聖歌『きよしこの夜』

更新日 : 2016年12月25日



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オーストリアのザルツブルク郊外にあるオーベルンドルフという小さな村で生まれたクリスマス聖歌『きよしこの夜』。この曲が村の小さな礼拝堂で披露されたのは、ナポレオン戦争でヨーロッパが疲弊していた1818年のことです。
今からちょうど200年前の1816年、クリスマスイブに村人たちへ歌をプレゼントしたいと考えたヨーゼフ・モールという若い神父が作詞し、友人でオルガン奏者であったグルーバーが作曲しました。

ですが、伴奏はオルガンではなくギター。それは、この年のイブの少し前に起きた洪水により、教会のオルガンが流されてしまい、ギター伴奏の曲へと書き換えざるを得なくなったからだそうです。
そうして生まれた『きよしこの夜』は、日本では3番までが歌われていますが、実は6番まであります。その4番目には「人類はみな兄弟」という言葉があります。

第一次世界大戦が始まり最初のクリスマスを迎えた1914年、ドイツ軍との戦いでベルギーとフランスの国境戦線にいた英仏軍が、ドイツ側の塹壕から流れてきたこの曲を耳にしたドイツ軍兵士らがクリスマス・キャンドルを灯したことに感銘を受け、英仏軍が停戦命令を出して戦地にわずからながらの「クリスマス休戦」がもたらされたことから、「平和を訴えかけるメッセージ」としても知られています。

国内に数々の問題を抱えつつも、まだまだ平和な日本。でも、多くの人が「歴史の中の出来事」と思っている戦争は、テロの脅威という形にも姿を変え、再び私たちの身近に迫ってきています。皆さまもその旋律に耳を傾けながら、平和を祈りつつ、心穏やかなクリスマスをお過ごしください。

(取材協力:ザルツブルク市観光局/フィンエアー/レイルヨーロッパジャパン)


クリスマス限定!ヘルブルン宮殿庭園にフィアカーが登場

更新日 : 2016年12月19日



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木立の中から現れた馬車。まるでモーツァルトの時代にタイムスリップしたかのようなこの光景は、ザルツブルクの中心部から少し離れた場所にある「ヘルブルン宮殿」での一コマです。実はこれ、クリスマスマーケットの開催に合わせ、2016年から始まった観光用の乗り合い馬車(フィアカー)。現地の人もあまり訪れない宮殿の庭を、約20分かけてゆっくりまわります。

クリスマスマーケット開催期間中の土・日・祝日の限定で、10時から18時まで営業しています。馬車には毛布も用意されていて、希望すれば御者の横の席にも座らせてもらえます。料金は、1人たったの3ユーロ。チケットは、クリスマスマーケットのチケットブースで販売されています。ザルツブルクで過ごすクリスマスの想い出に、ぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。


10月28日はチェコの建国記念日「ナショナルデー」

更新日 : 2016年10月28日



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10月28日は、チェコスロヴァキアの「建国記念日」です。後のチェコスロヴァキア初代大統領となったトマーシュ・ガリク・マサリクを筆頭とする代表団の交渉が実り、第一次世界大戦が終結した1918年にその承認を獲得し、新国家が誕生しました。

国際法上では、ヴェルサイユ条約をはじめとする関連協定が締結された1919年半ばに建国とされていますが、チェコ国内では国会が最初に「独立チェコスロヴァキア国家設立に関する法律」を公布した、1918年10月28日を建国記念日とみなしています。


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これを祝し、駐日チェコ共和国大使館でも建国記念のレセプションが行われました。入口では、ホストである大使ご夫妻が招待客を出迎えてくださいました。今年は少し規模が拡大され、招待客の数は200名を上回ったそうです。


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冒頭でまず、駐日チェコ共和国大使のトマーシュ・ドゥプ閣下がご挨拶。ドゥプ大使が日本でこのナショナルデーを祝うのは3回目のことで、2017年は「チェコ文化年」として、日本国内でも様々なチェコ関連の文化イベントが行われることなどがお話がありました。

この文化事業最大の見どころは、何と言っても国立新美術館で行われる「ミュシャ展」です。アール・ヌーヴォー期を代表するグラフィックデザイナー、アルフォンス・ミュシャ(ムハ)の大作『スラブ叙事詩』が公開されます。


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また、今日の祝賀レセプションでは、国際的に活躍をしてきた日本人ヴァイオリニストの黒沼ユリ子さんの素晴らしい演奏も披露されました。

さらに今年は、日本で入手できるチェコの代表的な製品も、館内で展示が行われました。


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こちらは、200年以上の伝統を持つチェコの藍染め「ヴィオルカ」。現在は作り手が少なくなっている、稀少な藍染めです。


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「ホリーク社」の高級手袋。2015年の「ファッションワールド東京」にも出展されました。


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日本初登場のチェコ産オートミールの「ミューズリー」。スイスで生まれた焼かないタイプのグラノーラ風シリアルで、全粒粉のオート麦フレークが使用されています。


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チェコ産のかぼちゃの種を100%「コールドプレス製法」で抽出した「パンプキンシードオイル」。オリーブオイルの感覚で、サラダのドレッシングとして、またパスタやピッツァにかけて頂くのが定番です。加熱料理には適していません。

アンチエイジングやダイエットにも効果が期待できる、女性の強い味方です!


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こちらはリオ五輪の日本代表、出場した矢澤一輝選手と矢澤亜希選手が使用した、チェコの「ガラスポーツ社」の高性能競技用スラロームカヌー。


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最後は「リネット社」の高機能ICUベッド。日本でのシェアはまだ低いですが、チェコの技術力の高さが光る医療用の電動ベッドです。主に病院の集中治療室(ICU)で使われているそうです。

この他にもチェコと言えば、創業150年の歴史を誇る老舗ピアノメーカー「ペトロフ社」などでもお馴染みですね。

これから2017年に向けて、皆さんもチェコと様々な側面でふれあってみて下さい。もちろん、見どころいっぱいのチェコ旅行もよろしくお願いします。


ミラノ市長来日、イタリア大使公邸で「ミラノに捧げる夕べ」が開催

更新日 : 2016年10月12日



あっという間に「体育の日」が過ぎ、10月も半ばに差しかかり、東京もだんだん秋めいてきましたね。
実りの秋。この季節になると、益々恋しくなってくるのが「秋の味覚」です。


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イタリアンカラーにライトアップされた在日イタリア大使館



先月、東京ビックサイトで開催された「ツーリズムEXPOジャパン2016」に合わせ、ミラノからジュゼッペ・サーラ市長が来日。
その際に会場内のイタリア・ブースでミラノ市の記者会見が行われ、その内容はすでにこちらの記事でご紹介しましたが、実はその会見が行われた23日の晩に在日イタリア大使公邸で、サーラ市長を迎えた「ミラノに捧げる夕べ」が催されました。

光栄にも当編集部もその席にお招きを頂きましたので、今日はその時の様子を少しご紹介したいと思います。


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大使公邸に集った招待客



こちらが在日イタリア大使の公邸のホールです。開宴までの間ここで食前酒が振舞われ、他の招待客の到着を待ちながらスプマンテの入ったフルートグラス片手にしばし歓談。イタリアのパーティーではお馴染みの光景です。

夜なので暗くてよく見えませんが、大きな窓からは立派な池のある美しい日本庭園が望めます。


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大きな池がある日本庭園



別の機会にお邪魔した際に撮影させて頂いたものですが、テラスに出るとこんな感じです。なんでも江戸時代に松平隠岐守の中屋敷があった場所だそうで、たいそう立派なお庭です。

公邸の入口の床に用いられているのは、イタリア産の大理石。室内の所どころにオリエンタルなテイストの物が品良く飾られていて、イタリア人の異文化に対する懐の深さや、センスの良さが感じられます。


大使挨拶

挨拶をするドメニコ・ジョルジ駐日イタリア大使



招待客がほぼ揃って少し落ち着いたところで、ホストであるドメニコ・ジョルジ在日イタリア大使からご挨拶。その日の主役であるジュゼッペ・サーラ市長が紹介されました。

このレセプションへの出席者は、関係者も含めてざっと80名程度でしょうか。ミラノに縁のある方やイタリア系の企業にお勤めの方、半数近くは日本に駐在しているイタリア人の方々でした。


主賓はジュゼッペ・サーラ市長

挨拶するミラノのジュゼッペ・サーラ市長



サーラ市長は、この席でも「ミラノが今、ヨーロッパで最もクールな街」であることをアピール。そして、この席にミラノからセレブリティをふたり、ゲストとして迎えていることも明かにされました。

さて、気になるそのふたりとは?



ミラノから来日したふたりのセレブリティ


ミラノは、モードやデザインの発信地として知られる街ですが、「インテル」と「ACミラン」の2つのFCが本拠地を置く「サッカーの街」でもあります。

まず紹介されたひとり目のセレブリティは、元イタリア代表のサッカー選手アレッサンドロ・コスタクルタ氏でした。シブイ!


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元イタリア代表で、ACミランのスター選手でもあるアレッサンドロ・コスタクルタ氏



コスタクルタ氏は、ご存じミラノを本拠地とするFC「ACミラン」の元スター選手。同チームのレジェンドとも呼ばれていますね。

ミランとインテルが毎週交代で試合を行っている「サン・シーロ」の愛称で親しまれているスタジアム「スタディオ・ジュゼッペ・メアッツァ」は、ミラノで一番多くの人が訪れる人気スポット。ここではスタジアムの見学ができる他、サッカーミュージアムも併設されているので、機会があったら是非訪れてみて下さい。

しかし、サーラ市長は「インテル」の熱狂的なファンらしく、それを笑顔で公言。ACミランのOB が横にいても、市長という立場であっても、お世辞や嘘はつけないのですね(笑)


Carlo Cracco

イタリアのテレビ番組でもお馴染みのカリスマシェフ、カルロ・クラッコ氏



そして、ふたり目のセレブリティは、イタリアのカリスマシェフ、カルロ・クラッコ氏です。ミラノにミシュラン2ッ星のレストラン「Cracco」を構える同氏は、イタリアのテレビ番組でもお馴染みの人物です。

2015年に大成功のうちに幕を閉じたミラノ博のテーマは「食」でしたが、それ以前からミラノは「美食の街」として知られていました。そこで、今回のパーティーの席でアピールされたのが、ミラノを中心とするロンバルディア州の伝統的な味覚です。

ちなみにこの宴席の料理は、来日したカルロ・クラッコ氏が厨房の指揮を執りました。



トリュフが香るロンバルディア伝統の味覚


ここからは、パーティーで供された料理を見ながら、ロンバルディア伝統の味覚についてご紹介していきます。


ディナービュッフェ

ロンバルディアのアンティパストが並ぶビュッフェ台



さて、いよいよディナービュッフェがオープンです。長テーブルのブッフェ台に左右バランス良くアンティパストが並び、なんだかワクワクします。シンプルですっきりした、こういうテーブルセッティングがイタリアらしいですね。とても参考になります。

一緒に供されるワインは、赤白3つずつの計6銘柄。もちろん、すべてロンバルディア産です。


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もちろんチーズもロンバルディア産



もちろん、チーズもロンバルディア産です。チーズは、どちらかというと食後のイメージが強いかも知れませんが、食前にも食べられます。

今ではイタリア各地で食されている日本でもお馴染みの「マスカルポーネ」は、もとはロンバルディアのチーズでした。青カビの「ゴルゴンゾーラ ピカンテ」もこの州が発祥です。


トリュフ

秋のイタリアと言えばトリュフ



日本の秋に松茸があるように、イタリアの秋と言えばトリュフですね。秋になるとイタリアには、上質なイタリア産のトリュフを求めて世界各地からグルマンが集まってきます。
中でも白トリュフと言えばイタリア。隣国でも採れる黒トリュフとは、質も香りも格段に違います。

白トリュフの産地は、特にピエモンテ州のアルバが有名ですが、その州都トリノへはミラノから列車で1時間ほどで到着しますので、ミラノから日帰りや小旅行で白トリュフ料理を堪能しに出かけてみてはいかがでしょう。


ミラノ風アスパラガス

白トリュフをたっぷりのミラノ風アスパラガス



アンティパストを一皿手にしようとした瞬間、食いしん坊の私の鼻がまるでレーダーのように反応!
間違いありません。そう、一削りごとに部屋いっぱいに広がる白トリュフの香りです!!

その匂いの方向に顔を向けると、そこにあったのは白トリュフが削られたばかりの「ミラノ風アスパラガス」でした。

これは半熟のタマゴの黄身をグリーンアスパラにからめて頂くイタリアの定番料理で、ステーキに目玉焼きをのせて食べるのが好きだったドイツの政治家オットー・フォン・ビスマルクにちなみ、フランスでは「ビスマルク風アスパラガス」とも呼ばれています。

どちらもほぼ同じ料理ですが、ミラノ風とビスマルク風の大きな違いは、パルミジャーノのかけるか、かけないか。ミラノ風には、たっぷりのパルミジャーノ・レッジャーノをかけるのがお約束で、そこに添える目玉焼きはロンバルディア伝統の「ウォーバ・イン・チェレギン」という焼き方をします。

今回はそこに、白トリュフがたっぷり。タマゴと白トリュフの相性は、やはり抜群です!


オーブン料理

表面に焦げ目をつけたパスタにもトリュフを贅沢に添えて



こちらのパスタのオーブン焼きにも、白トリュフがふんだんに添えられました。
初っ端から立て続けにトリュフ攻撃。さすが美食の国イタリア。その魅せ方まで、ただ者ではありません!


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ベルガモ名物の「ベルガモ風カソンチェッリ」



料理は次から次へと運ばれてきます。

こちらはベルガモ名物の「ベルガモ風カソンチェッリ」というパスタです。水餃子のような形をしたラヴィオリの一種で、中に豚肉や牛肉、アマレットや洋梨、スパイスなどが入っています。もとは豚や牛の残りものの肉を使った質素な料理だったそうですが、次第に具材が増えていったのだとか。

同じロンバルディア州のブレーシアという町にも、この「カソンチェッリ」と呼ばれるパスタがありますが、そちらには洋梨やアマレットは入らないそうです。


ミラノ風トリッパ

白インゲンや香味野菜をトマトソースで煮込んだ「ミラノ風トリッパ」



こちらは「ミラノ風トリッパ」です。このトリッパはイタリア各州にレシピがあり、日本ではフィレンツェ風が有名ですが、ミラノ風にはトマトの他に白インゲンや香味野菜が一緒に煮込んであります。ワインと最高の組み合わせです!


ミラノ風リゾット

トリュフが香るミラノ風リゾット



こちらはもうお馴染みですね。サフランで色づけした「ミラノ風リゾット」です。昔はこの上に金粉をかけて食べていた、なんて話もあったりします。こちらはお米に、ほんのりトリュフが香り付けされていたようで、ワンランクアップしたお味でした。


ミラノ風カツレツ

サクサクとした食感の「ミラノ風カツレツ」



こちらの「コトレッタ・アッラ・ミラネーゼ」も、すでにお馴染みの料理かと思います。

油で揚げるというよりも、叩いて薄く引き伸ばした仔牛の肉に衣を付け、たっぷりのオリーブオイルでこんがりと焼き上げた「ミラノ風カツレツ」は、サクサクとした食感がたまらない一品です。


ドルチェ

ドルチェまでロンバルディアづくし!



最後にドルチェまでたっぷり頂き、お腹はもうはち切れんばかり!
店のショーウインドーでも目にする「マーマレードと森のフルーツのタルト」は、2種類ありました。

ミラノは、ドーム型をしたクリスマスの伝統菓子「パネットーネ」で有名ですが、今回はあいにくパネットーネは出てこず。残念ですが、シーズンではないので仕方ありませんね。

やっぱりイタリア料理は美味しい!またすぐにでもイタリアへ旅立ちたくなりました。ロンバルディアも最高です!



アマトリーチェの復興を願う一品も


今回、大使公邸でご馳走になった料理は、どれもロンバルディア地方の伝統的な料理でしたが、たった一つだけ他州の料理が供されました。それがこの「アマトリチャーナ」です。

ニュースなどでご存じの通り、このアマトリチャーナの故郷である「アマトリーチェ」が今年8月、大地震による甚大な被害を受けました。これはそのアマトリーチェの一日も早い復興を願い、シェフのクラッコ氏が加えた一品です。


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地震で被災したアマトリーチェへの思い「アマトリチャーナ」



今回のお料理は、どれも大皿に盛られてビュッフェ台まで運ばれてきましたが、このアマトリチャーナだけは鍋のまま運ばれてきて、それをカメリエーレ(給仕)が小皿にとりわけて下さいました。

実はこれ、イタリアの家庭そのままのスタイルなのです。日本ではよく、茹でたパスタをフライパンの上でソースに絡めたりしますが、イタリアの家庭ではソースは鍋で用意して、その中に茹でたパスタを入れて和えます。それをマンマが、まるで雛鳥のようにテーブルでごはんを待つ家族のために取り分けていきます。

これを見たイタリアの人たちは、マンマの味や離れてイタリアで暮らす家族を思い、被災地への思いと復興の願いが、一層強まったのではないでしょうか。

私も被災地の一日も早い復興を、強く心の底から祈っています。




「ツーリズムEXPOジャパン2016」の会場で行われたミラノ市記者会見については、こちらをご覧下さい。


東京・丸の内KITTEで「チェコ・フェスティバル」開催中!

更新日 : 2016年09月29日



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出典:チェコ・フェスティバル2016



東京・丸の内KITTEで、昨日(28日)から「チェコ・フェスティバル 2016」がスタート! ということで当編集部も早速、取材へ行って参りました。


会場

「チェコ・フェスティバル2016」は、KITTE 地下1階の東京シティアイ パフォーマンスゾーンで開催



場所は、東京・丸の内にある「KITTE」地下1階の東京シティアイ パフォーマンスゾーン。会場は、初日から大盛況です。

チェコ共和国大使館、チェコセンター、チェコ政府観光局、チェコインベスト、チェコ農業省が主催するこの「チェコ・フェスティバル」では、可愛らしいチェコの雑貨やアニメグッズ、オーガニックコスメ、絵本、チェコ関連書籍など、様々なものが販売されています。


モダンアート

部屋に飾ってみたいチェコのモダンアート!



中欧ヨーロッパというとクラッシックなイメージ強いかも知れませんが、あの巨匠アルフォンス・ムハ(ミュシャ)を生み出したチェコは、現代的なアートでも人気がありますよね。

もちろん、チェコ・フェスティバルの会場には、部屋に1枚飾ってみたくなるモダンアートのポスターも販売されています。


チェコの藍染

チェコの藍染



こちらはチェコの藍染「ヴィオルカ」。このヴィオルカとは、チェコ語で「すみれ」という意味です。

最近、飽きの来ない藍染めパターンや風合いが見直され、ちょっとしたブームになっているようです。日本も今、和モダンが人気だったりするので、お気に入りのアイテムを探してみてはいかがでしょうか?


QUEEN ビール

あのフレディー・マーキュリーも愛したチェコのピルスナー



チェコと言って忘れてはならないのが、やっぱりビールですね。最近はモラビア地方のワインも人気で、会場にはそうしたチェコのワインやビールも販売されています。もちろん、その場でグラス売りもあるので、気軽に楽しめます。

場内を歩いていたら、店頭ではあまり見かけない、ちょっと珍しいチェコビールを見つけました。

その名も「QUEEN」! あの伝説のロックバンド「QUEEN」のボーカルだった、フレディー・マーキュリーが愛したチェコのピルスナーです。


QUEEN コースター

「QUEENビール」のオリジナルコースター



「QUEEN」のファンの方なら、もう一目でお分かりになりますよね? このラベルは、フレディー・マーキュリーが自らデザインしたものです。

このビールを買うと、ラベルと同じオリジナルのコースターももらえますので、ファンの方は特にチェックしておきましょう!


QUEEN ビール販売コーナー

「QUEENビール」ぜひお試し下さい!



冷えたボトルもあるので、ビールはその場でも味えますが、自宅に持ち帰って「QUEEN」の音楽を聴きながら、ゆっくり味わうのも良いしょう。

私は2本購入。1本はその場で飲み、もう1本は自宅で楽しむように持ち帰りました。


ミニコンサート

ピアノは、もちろんペトロフ社!



ちょうどこのピルスナーを飲んでいる時、場内のステージでミニコンサートが始まりました。ということで、フレディー・マーキュリーの歌声ではなく、ドボルザークを聴きながらチェコビールです!

演奏で使用されるピアノはもちろん、「ペトロフ」のピアノです。 同社の調律師さんが、ピアノのコンディションをバッチリと整えてくれています。


ステージプログラム

出典:チェコ・フェスティバル2016
クリックすると拡大されます



このステージでは、チェコ音楽のミニコンサートだけでなく、モラヴィア民謡、フォークダンスなどもあるそうです。かなり頻繁に行わていますので、合わせてチェックしておくことをオススメします。


チェコ政府観光局のブース

チェコ政府観光局のブースでは観光資料の配布もあり



場内には、チェコ政府観光局もブースを出し、観光資料の配布や情報提供を行っています。その横には、クラブツーリズムとユーラシア旅行社のブースもあるので、この冬出発のチェコのクリスマスツアーなどのブッキングもできてしまいます。

とにかく、チェコの魅力や文化が味わえるプログラムが満載となっていますので、お近くの方はお昼休みや仕事帰りに、少し離れている方はこの週末にでもぜひお出かけ下さい。会期は10月1日の夜7時までとなっています。


世界最大級 旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」が開幕

更新日 : 2016年09月24日



配信元:ツーリズムEXPOジャパン 世界最大級 旅の祭典



世界最大級 旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン」が、9月22日に開幕しました。24日(土)と25日(日)は、一般の方も入場できますので、情報収集にお出かけになってみて下さい。
イベントなどの最新情報は、以下の「ツーリズムEXPOジャパン」の公式ウェブサイトから入手頂けます。


次の休暇は「イタリアの最も美しい村」へ!

更新日 : 2016年09月16日



在日イタリア大使館

日本とイタリアは、2016年に国交樹立150周年を迎えました



2016年に、日本との国交樹立から150周年を迎えたイタリア。去る9月5日、「イタリアの最も美しい村」クラブ(I Borghi più belli d’Italia)の関係者が来日し、在日イタリア大使館でプレゼンテーションを行いました。

「イタリアの最も美しい村」クラブは、イタリアの小都市に残る偉大な遺産や歴史、そして芸術と文化を再認識し、その素晴らしさを国内外に向けてアピールすべく、イタリア自治体協会(ANCI)のイニシアチブで設立された団体で、現在は同クラブの厳しい基準をクリアした、260を超える町や村がメンバーになっています。


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イタリア文化財・文化活動・観光副大臣を務めるドリーナ・ビアンキ下院議員も来日



会ではドメニコ・ジョルジ在日イタリア大使が、出席者に向けて冒頭の挨拶。さらに来日したイタリア文化財・文化活動・観光副大臣のドリーナ・ビアンキ下院議員からは、ローマやミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィアといったお馴染みの人気都市に留まらず、さらに一歩奥のイタリア文化に触れて欲しいとの、日本マーケットに対する期待感も寄せられました。

このプレゼンテーションには、50名ほどの日本の旅行業界関係者とメディア関係者が集まり、その数からも注目度の高さが伺えます。


プレゼンテーションに集まった日本の旅行業関係者

「イタリアの最も美しい村」について紹介する、会長のフィオレッロ・プリーミ氏



「イタリアの最も美しい村」の紹介は、同クラブの会長であるフィオレッロ・プリーミ氏が自ら行いました。
プレゼンテーションではまず、同クラブのミッションが、
  • イタリアの小都市に残る偉大な遺産、歴史、芸術、文化、伝統を認識し振興する
  • 文化・環境遺産を尊重し、地域に必要な経済発展と結びつける
  • 国内外でのクラブの認知度アップに向けたプロモーション活動
  • 観光振興の新たなチャンスを創成に向けた、国際的なツーリズム・プロモーションイベントや企画に参加
にあることを説明。これは、同クラブの「過去に投資をし、未来の経済を生み出す」という、一つの理念に基づいています。

2016年8月現在、クラブに登録された村の数は262。その内訳は、トレンティーノ(8)、フリウリ=ヴェネツィア・ジュリア(9)、ロンバルディア(21)、ヴェネト(6)、ピエモンテ(10)、ヴァル ディ アオスタ(1)、リグリア(21)、エミリア ロマーニャ(13)、トスカーナ(18)、ウンブリア(23)、ラツィオ(13)、マルケ(22)、アブルッツォ(21)、モリーゼ(4)、カンパーニャ(8)、バジリカータ(6)、プーリア(10)、カラブリア(10)、シチリア(17)、サルデーニャ(4)となっています。
※ 州の順番は、プレゼンテーション資料に基づきます。

実は、2016年8月に地震により甚大な被害を受けたアマトリーチェも、同クラブに所属する村であることから、日本へ協力に対する謝意と合わせ、クラブとしても復興に向け全力で取り組むことが、この場で表明されました。


配布された「イタリアの最も美しい村」の関連資料

配布された「イタリアの最も美しい村」の関連資料



「イタリアの最も美しい村」クラブのクオリティー憲章「カルタ ディ クアリタ」には、同クラブの商標を使用するための条件や、参加資格が明確に定義されているとのお話がありました。
参加する村々の卓越した観光ルートは、この「カルタ ディ クアリタ」に基づいて作られます。中でも「おもてなし」「保存」「発展」といった活動は、常にチェックされる重要項目となっています。

さらに「イタリアの最も美しい村」クラブでは、名誉登録された2村を含む262の村を紹介した公式ガイドブック(全832ページ、画像2,000枚使用)を発行し、その中で20枚の地図とともに、600の「郷土料理」や1,400の「イベント」、430の「ミュージアムおよびギャラリー」、そしてホテル、レストラン、職人、特産品など 6,100 もの生産活動を紹介しています。


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現地の手配会社「ボルギ・イタリア・ツアーネットワーク」のロザマリア・ムスコ代表からは
クッキングクラスのあるトスカーナのモデルコースが紹介されました
資料提供:イタリア政府観光局(ENIT)/(C) Borghi Italy Tour Network



現地では、この「カルタ ディ クアリタ」に基づいて、「イタリアの最も美しい村」専門のツアーオペレーターである「ボルギ・イタリア・ツアーネットワーク」(Borghi Italy Tour Network)が手配を行います。一緒に来日した同社代表のロザマリア・ムスコ氏からは、トスカーナを例にした「イタリアの最も美しい村」を巡る周遊型のモデルコースが紹介されました。

こちらは旅行会社向けの内容ですので、この場では詳しくお話ができず残念ですが、イタリアのライフスタイルも体験できる非常に興味深い内容ということもあり、特にリピーター向け。村と周辺の大きな都市の観光も、バランス良く楽しめます。
村にある宿泊施設の規模を考えると個人旅行、もしくは小グループが中心になるかと思いますが、グループの形態や希望に応じて、様々なアレンジが可能なようです。

今後は各旅行会社から、これに関連した面白いパッケージツアーが販売されてくる事かと思いますので、消費者の方はそちらを楽しみに待ちましょう!もしくはご自身で窓口へ行って、旅のアレンジをご相談されてみるのも一案です。


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講談社『イタリアの最も美しい村 全踏破の旅』
(出典:吉村和敏 on Twitter)



プレゼンテーションの最後には、講談社から『イタリアの最も美しい村 全踏破の旅』を出版した写真家の吉村和敏氏から、書籍と取材エピソードの紹介がありました。同氏は、234の「イタリアの最も美しい村」公認の村を5年かけて踏破し、本書を出版。日本ではまだまだ知られていない素晴らしい村が満載ですので、よりディープなイタリア旅行を考えていらっしゃる方は必読です!

なお、今回のプレゼンテーションには、「日本で最も美しい村」連合の会長である浜田哲氏も参加。日伊友好の絆をより強くする機会ともなりました。この「日本で最も美しい村」連合と「イタリアの最も美しい村」クラブは、フランスやベルギーのワロン地方とともに、2010年に発足した「世界で最も美しい村」連合会のメンバーとなっています。2012年にはカナダのケベックも加わっています。

各国の美しい小さな村々が今後益々、旅のデスティーネーションとして注目を浴びそうですね。でも、まずはイタリアにある262の美しい村々の制覇を目指しましょう!


「Music is GREAT ビートルズ来日50周年記念ツーリズムレセプション」開催

更新日 : 2016年06月28日



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1966年6月30日未明、JALで羽田空港(東京)に降り立った「ビートルズ」のメンバー



1966年に伝説のロックバンドの「ビートルズ」が来日してから、今年でちょうど50年周年に当たります。これを受け27日、東京千代田区にある駐日英国大使公邸で、「Music is GREAT ビートルズ来日50周年記念ツーリズムレセプション」が行われました。英国政府観光庁主催による本イベントには、旅行業界関係者を中心およそ130名が集いました。


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ジュリア・ベアードさんによるトークショーの様子
通訳兼お相手は、INTER FM「LHR - London Hit Radio-」でご活躍中のDJ、加藤円夏さん



今回のイベントには、ビートルズの故郷リヴァプールの観光施設関係者とともに、ジョン・レノンの妹で、著書『ジョン・レノン、マイ・ブラザー』の筆者でもあるジュリア・ベアードさんも来日。トークショーでは、ジュリアさんが愛する故郷リヴァプールの魅力と合わせ、レノン家の様子や、兄との想い出などもお話して下さいました。


北西イタリアの王都 「トリノを訪れるべき10の理由」 とは?

更新日 : 2016年06月21日


当サイトでも何度かご紹介をしておりましたが、日伊国交樹立150周年を受けて在日イタリア商工会議所が先月末、六本木ヒルズで(東京都港区)で開催した「イタリア・アモーレ・ミオ!」。これに先立ち、同イベントに出展したトリノ市の記者会見が行われました。

この記者会見では、トリノ市役所のルイーザ・ピアッツァ氏と、トリノ観光局のアレッサンドラ・トルメーナ氏、そして応援に駆け付けたジョルジオアルマーニジャパンのCOOであるフランチェスコ・フォルミコーニ氏の3名が登壇しました。
今回はその中から、トリノ観光局からの発表を中心に少しだけ古都トリノをご紹介したいと思います。


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トリノ市の記者会見の様子



2006年に冬季オリンピックが開催さたトリノは、イタリア北西部に位置するピエモンテ州の州都です。その歴史はフィレンツェやローマよりも古く、イタリア共和国としての最初の首都が置かれたのも、実はこのトリノでした。
同州は「ワインの王様」と謳われるバローロやバルバレスコの産地としても有名です。

トリノへは、ロンドンやフランクフルト、パリやイスタンブールなどを経由して直接トリノ空港へ、もしくはミラノのマルペンサ空港がゲートウェイとなります。マルペンサ空港は距離にして約110キロ。高速鉄道を利用すると、ミラノからもわずか45分で到着します。こんなに楽にアクセスできるってご存じでしたか?

さて、そんなトリノを旅のデスティネーションとして選ぶべき理由として、トリノ観光局のアレッサンドラさんが以下の10項目を挙げて下さいました。

トリノはここがスゴイ! 【 トリノを訪れるべき10の理由 】

 01. 近代イタリア(イタリア共和国)最初の首都
 02. 世界で2番目の規模を誇る「エジプト博物館」がある
 03. モーレ・アントネリアーナ内には「国立映画博物館」がある
 04. キリストの聖骸布が安置されている(聖ヨハネ大聖堂)
 05. ユネスコの世界遺産に登録された「王宮群」がある
 06. 「レオナルド・ダ・ヴィンチの自画像」がある
 07. 「現代美術」の宝庫
 08. 歴史的なカフェやパティスリーが点在
 09. 「美食」「チョコレート」「食前酒」の都
 10. 18キロある「アーケード」でショッピングが楽しめる


いかがですか? 1都市にこれだけの見どころが集まっているは、なかなかスゴイことだと思います。今回はご紹介しきれないのですが、トリノではこの他にも芸術、文化、スポーツ、グルメと多岐にわたるイベントも、たくさん開催されています。

ちなみにトリノ市は、欧州委員会からアムステルダムに次ぐヨーロッパ第2位の〈革新的都市〉と評価されていて、単に歴史があるだけでなく、新しいものにもたくさん出会うことができます。


Torino-Ciocolato

トリノ生まれのチョコ「ジャンドゥイオッティ」



上の項目の9番目を見て「あれ?」って思われた方もいらっしゃるかも知れませんが、実はトリノは〈チョコレートの発祥の地〉でもあります。というのも、それまで「飲む物」であったチョコレートを、現在私たちが口にしているような固形の食べ物にしたのはトリノのチョコレート職人であったからです。

トリノの名物と言えば、ボートを裏返したような形をした「ジャンドゥイオッティ」。これは焙煎したヘーゼルナッツを練り込んだトリノ生まれのチョコレート。この「ジャンドゥイオッティ」は、保存を目的に一つずつ手作業で包装された初めてのチョコレートでもありました。ちなみに日本でも人気の「ヌテッラ」も、ピエモンテ生まれのスプレッドです♪

トリノの街中には、かつてトリノを統治していたサヴォイア家お気に入りのカフェや、イタリアの初代首相のカブールや作曲家プッチーニもお気に入りだったいうカフェ、イタリア統一運動の志士達や愛国者が集ったカフェなど、歴史ある老舗カフェもたくさんあるそうですので、次のホリデーにはぜひトリノを訪れて、カフェ巡りを楽しんでみるのはいかがでしょうか? 
なお、今回ご紹介しきれなかった分も含め、トリノの情報については今後も随時ご紹介させて頂く予定です。


この秋はトゥールーズの「ジャコバン・ピアノ・フェスティバル」へ♪

更新日 : 2016年06月10日



Piano-aux-Jacobins

「ジャコバン・ピアノ・フェスティバル」協力の下、
6月1日に銀座で行われた福間洸太朗さんのピアノ・リサイタル



今日の東京は、数日ぶりにスッキリとした青空が広がっていますが、いつの間にか関東も梅雨入りしていたのですよね。
先月末から観光関連のイベントが目白押しで、梅雨入りも気に掛けている間のないほど、当編集部もプレス資料でバッグをパンパンにしながら、連日パタパタと取材に走り回っていました。
連日なかなかハードだったのですが、そんな中でも心癒やされる優雅なひと時もありましたので、コーヒーブレイクのお供にでも少しご紹介をしたいと思います。

去る6月1日、フランス観光開発機構を通じたトゥールーズ観光局からのお招きで、世界5大陸を舞台に活躍する日本人ピアニスト〈福間洸太朗さんのピアノ・リサイタル〉に行ってきました。会場は、東京・銀座のド真ん中にあるヤマハホールです。
さすがに日本を代表する楽器メーカーのYAMAHAとあって、会場は小さめながらも抜群の音響効果! もちろん、ピアノの調律に抜かりはありません(笑)


Piano-aux-Jacobins-Tokyo-YAMAHA

会場は東京の銀座にあるヤマハホール



今回のリサイタルは、毎年9月にフランス南部のトゥールーズで行われている「ジャコバン・ピアノ・フェスティバル」の協力の下で行われたということもあり、現地から来日した関係者の姿もありました。

「ジャコバン・ピアノ・フェスティバル」は、世界各国から有名ピアニストたちを迎え、13世紀から14世紀にかけて建造された南仏ゴシック芸術の至宝「ジャコバン修道院」を舞台に繰り広げられる音楽祭。
聞くところによると会場となるこの修道院は、驚くほど感動的な音の反響なのだそうで、益々足を運んでみたくなります。

ところで、ここで福間洸太朗さんについて、もう少しご紹介することにしましょう。


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フランスから「ジャコバン・ピアノ・フェスティバル」の関係者も来日



福間さんは、現在ベルリンに在住。都立武蔵高校を卒業された後、ヨーロッパへ留学され、パリ国立高等音楽院をはじめ、ベルリン芸術大学・同大学院、コモ湖国際ピアノアカデミーで学ばれたそうです。20歳の時に、日本人では初となるクリーヴランド国際コンクールで優勝され、ショパン賞を受賞されたのだそうです。

これまでにカーネギーホール、リンカーンセンター、ウィグモアホール、ベルリン・コンツェルトハウス、サルガヴォーでリサイタルをされ、さらにクリーヴランド管弦楽団、モスクワフィル、イスラエル・フィル、フィンランド放送響、ドレスデン・フィルなど、海外の著名オーケストラとの共演も多数おありのようです。

さらに2014年12月にはジュネーブ、2015年の夏には金沢と神戸のアイスショーに招待され、ステファン・ランビエールや羽生結弦、安藤美姫など、一流スケーターとも共演するなど、その活動範囲もかなりの幅広さで。日本ではピアニスト100、トッパン・ピアニスツ、ピアノ・エトワール、ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンなどのシリーズにも出演されているそうです。


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リサイタルの公演パンフレット



今回の公演では、J.S.バッハの『パッサカリアとフーガ ハ短調 BWV582』や、モーツァルトの『幻想曲 ニ短調 K.397(385g)』など、休憩を挟み全7曲が演奏されたのですが、鳴り止まぬ観客からのアンコールに応え、さらに4曲を披露。なんと第1部からアンコールまで、約2時間にもわたる充実のリサイタルとなりました。

アンコールでは、今回のリサイタルがトゥールーズの「ジャコバン・ピアノ・フェスティバル」の協力を得ていることから、日本語だけでなく、来場したフランス人の方々のために流暢なフランス語でもご挨拶。さらに、今回の演奏曲の中にフランスの作曲家が入っていなかったといことで、アンコールの1曲目にはサティの『ジュ・トゥ・ヴ』を選曲されるなど、福間さんのお人柄が伝わってきます。実はこれ、私も大好きな1曲なので、個人的にも嬉しかったです。

この『ジュ・トゥ・ヴ』を作曲したエリック・サティと言えば、今年でちょうど生誕150年に当たりますので、今年は耳にする機会が増えるかも知れませんね。


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トゥールーズは、スペインとの国境に近い南仏ミディ・ピレネー地方の中心都市。フォアグラや鴨のマグレ、カスレ、チーズのロックフォール、スミレのお菓子などのトゥールーズ名物と一緒に、ぜひ音楽祭の方もお楽しみ下さい。

トゥールーズの「ジャコバン・ピアノ・フェスティバル」、2016年は9月6日から28日までの開催です。プログラムは、イベントの公式ウェブサイトでご確認になれます。

(協力:フランス観光開発機構/トゥールーズ観光局/ジャコバン・ピアノ・フェスティバル運営事務局)


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