編集部便り

英国初の“残念なテーマパーク”が、期間限定オープン!

更新日 : 2015年08月23日





ディズニーランドを風刺したパロディー・テーマパーク「ディズマランド」が昨日、ブリストルの南西に位置するウェストン=スーパー=メアに、期間限定でオープンしたそうです。

この英国初となる“残念なアトラクション”をプロデュースしたのは、ロンドンを中心に活動する覆面グラフィティ・アーティストのバンクシー(BANKSY)。荒廃した城をはじめ、横転したカボチャの馬車、やる気ゼロのスタッフ… 思わずハロウィンかと勘違いしてしましそうな「陰気さ」で、夢のかけらも感じられません。

この「ディズマランド」は、2015年8月22日から9月27日までの5週間のみ営業。館内にバンクシーの作品をはじめ、世界中から集まったアーティストらの作品も多数展示されれているそうですので、お近くにいらっしゃる方は足を伸ばされてみてはいかがでしょうか。


欧州初の体験ワイナリー「シュロス・ヴァッカーバルト」へ

更新日 : 2015年08月21日



P1000366

自然に囲まれた時間を過ごすのが大好きなドイツの人々



残暑お見舞い申し上げます。

ピクチャーレポート「暮すように旅するドレスデン」を本日更新しました。

どこへ行っても交通インフラが整っているドイツの都市。バロックの都ドレスデンも例外ではありません。
ドイツ屈指の人気を誇るドレスデンには、一人旅でも家族旅行にも便利でお得な観光カードがたくさん揃っていて、ツーリストでも公共交通機関を使って自由気ままに動き回ることができます。また、町も大き過ぎず、かといって小さ過ぎず、しかも治安の良いドレスデンは、まさにローカル気分で旅を楽しむには理想的なデスティネーションといえます。

そこで、今回はドレスデンからトラムに乗って、近郊のラーデボイルという町にあるザクセン州立ワイン醸造所「シュロス・ヴァッカーバルト」へ出かけます。ここは一般に開放された欧州初の体験ワイナリーで、ドイツ語で「ゼクト」と呼ばれるスパークリングワインの醸造所としては、ドイツで2番目の規模を誇る醸造所です。

ひたすらワインを楽しむのも良し、ブドウ畑を散策するも良し、バロックの美しい城館にうっとりするも良し、と過ごし方は実に様々。自然との時間を大切にするドイツの人々の遊び方を学べば、ローカル度もグ~ンとUPすることでしょう!

ドレスデン旧市街からわずか35分という、アクセスの良さも大きな魅力的です。
850年以上の歴史を誇るザクセン州のワイン。「シュロス・ヴァッカーバルト」でワインを味わいながら、ドイツ流の過ごし方を皆さんも楽しんでみて下さい。(取材協力:ドイツ観光局、ドレスデン観光局、レイルヨーロッパジャパン)

>>> 記事はこちら    


ドレスデン観光局が「音楽の都」をアピール

更新日 : 2015年08月06日



Dresden Phil Concert 6 July 2015

ドレスデンフィルハーモニー管弦楽団
来日公演ポスター(東京)



1870年に設立されたドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団(以下、ドレスデン・フィル)は、かつてブラームスやドヴォルザーク、チャイコフスキー、R. シュトラウスといった錚々たる作曲家たちが指揮台に立ち、興隆を極めた名門楽団。そのドレスデン・フィルが今年6月末から7月上旬にかけて来日し、各地で公演を行いました。

これを記念して、ドレスデン観光局からも局長のベティーナ・ブンゲ氏が来日。東京で「音楽の都 ドレスデンの集い」を開催し、日本の旅行業界関係者やメディアに、ドレスデンが”音楽の都”であることをアピールしました。


Dresden Tourismus Presentation

プレゼンテーションを行うドレスデン観光局のベティーナ・ブンゲ局長



音楽、絵画など洗練された芸術が集まるドレスデンといえば、音楽ファンなら「ゼンパー・オーパー」の愛称で親しまれている世界屈指のオペラハウス「ザクセン州立歌劇場」を最初に思い浮かべる方が多いかと思いますが、この劇場ではオペラやコンサートだけでなく、バレエも鑑賞できます。また、年明けに華々しく開催される「オペルンバル」でも注目される劇場です。


Semperoper

「ゼンパー・オーパー」の愛称で親しまれているザクセン州立歌劇場(内部)
当編集部撮影



「音楽の都!」と胸を張るドレスデンには、なんとオペレッタ専用の州立オペレッタ劇場もあります。
ブンゲ氏によると、2016年末にはドレスデンに新しい劇場「クラフトベルク・ミッテ」(Kraftwerk Mitte)が完成する予定で、こけら落としにはオペレッタが上演されるそうです。

ドレスデンで音楽と言えば、もう一つ忘れてはならないのが少年合唱団の存在です。ドレスデン聖十字架教会を拠点する「ドレスデン聖十字架合唱団」は、2016年に創立800周年を迎える名門の聖歌隊。9歳から19歳までの少年150人が在籍し、初期バロック作品からカンタータ、バッハの受難曲から現代まで、幅広いレパートリーを持っています。


Dresdner Kreuzchor

2016年に創立800周年を迎える「ドレスデン聖十字架教会合唱団」
画像提供:ドレスデン観光局



同少年合唱団は2015年も12月に来日し、都内のオペラシティ コンサートホールで「クリスマス・コンサート」が予定されていますが、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団や、先述のドレスデン・フィルとも定期的に共演しているので、ドレスデンを訪れた際には本場で楽しんでみましょう!

800周年に当たる2016年には、「ドレスデン・ミュージック・フェスティバル」(2016年4月15~24日予定)や、「第91回 国際バッハ・フェスティバル」(9月23日~10月3日予定)にも登場が予定されているとのことで、そこでもドレスデン聖十字架合唱団の美声に癒されそうです。ドレスデン聖十字架合唱団については、こちらもご参照ください。


Frauenkirche

フラウエン教会でのクリスマスコンサート
当編集部撮影



上記でご紹介した以外にも、ドレスデンではフラウエン教会などでも、バロックマイスターによるコンサートやコラールが行われています。
やはり、イースターのシーズンならバッハの「マタイ受難曲」、アドヴェントの時期なら「クリスマスオラトリオ」でしょう!


世界最古の外輪船のパレード
配信元:Gerd Burckhardt



音楽から少し離れますが、お勧めしたいドレスデンの楽しみ方は、まだまだたくさんあります。せっかくですので、ベティーナ・ブンゲ局長からお話があったその他の見どころも含めて、もう少しドレスデンの魅力をご紹介することにしましょう。

バロックだけでなく、サクラの名所としても知られているドレスデン。毎年5月1日にエルベ川で行われる世界最古の「外輪船パレード」や、「ディキシーランドフェスティバル」など、春限定のイベントも要チェックです!


Porzellansammlung

ツヴィンガー宮殿にある「陶磁器コレクション」
当編集部撮影



もちろん、アウグスト強王とその息子アウグスト3世が収集した陶磁器やマイセンで研究されていた試作品、研究途上品、完成品が収められている「陶磁器コレクション」は、日本からの多くの観光客には外せないポイントの一つでしょう。
同じ建物内には、ラファエロやフェルメール、ルーベンス、レンブラントなどの名作を収蔵する「アルテマイスター絵画館」もあります。


Zwinger

ハリウッド映画『シンデレラ』の舞台にもなったツヴィンガー宮殿
当編集部撮影



「陶磁器コレクション」と「アルテマイスター絵画館」が入っているツヴィンガー宮殿は、ディズニー映画『シンデレラ』(2015年公開)の中で、王子様が住むお城として登場しているのですが、皆さんご存じでしたか?


Schloss Wackerbarth

ドレスデン近郊にある「バッカーバルト醸造所」
当編集部撮影


ドレスデン周辺は、ドイツ屈指のワインの産地としても有名。ドレスデンの中心部からトラムで簡単にアクセスできるラーデボイルには、一般に開放された欧州初の体験ワイナリー「シュロス・ヴァッカーバルト」があります。

敷地内では醸造所の見学だけではなく、レストランやショップなども併設されていますので、ローカル気分で半日から1日ここでゆっくり過ごしてみるのもお勧めです。(こちらは後日、特集記事『暮すように旅するドレスデン』の方で、ご紹介を予定しています。)


Schloss-Dresden-Markt

ドレスデン城で行われる「中世のクリスマスマーケット」
当編集部撮影



最後にドレスデンの冬の風物詩といえば、やはりクリスマスマーケット!ドレスデンの「シュトリーツェルマルクト」の歴史は1434年にまで遡り、「世界一有名」と言われるニュルンベルクや、「世界最大」とのシュトゥットガルトと共に「世界最古」として世界の3大クリスマス・マーケットの1つに数えられています。

何でも話によると、このシュトリーツェルマルクトでは開催期間中の毎日、夕方4時になるとサンタクロースがやって来て、子供たちに小さなクリスマス・プレゼントをくれるのだとか。

「シュトリーツェルマルクト」だけでなく、(土日は有料となりますが)ドレスデン城の中庭で開かれている「中世のクリスマスマーケット」も個人的にお勧めです。
もちろん、このクリスマスの時期にドレスデンに行くなら、ゼンパー・オーパーでのバレエ『くるみ割り人形』もお忘れなく!


2015年9月19日公開、映画 『ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏』

更新日 : 2015年08月05日



Bolshoi Babylon

世界最高峰のバレエ団、ボリショイ・バレエを描いた
ドキュメンタリー映画『ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏』
(2015年/イギリス/英語・ロシア語/87分/シネスコ)



世界三大バレエ団の一つに数えられ、ロシアの至宝と謳われる「ボリショイ・バレエ団」。創立240年の歴史を持つこのバレエ団で2013年、同バレエ団の元スターダンサーで、現在芸術監督を務めるセルゲイ・フィーリン氏が何者かに襲われ、顔に硫酸を浴びせられるという衝撃的な事件が起こりました。

世界中を震撼させた事件から2年、捜査が進むにつれて真相と共に明るみになったのは、事件の背景にあった勢力争いや横領、賄賂といったスキャンダルの数々。そして、事態は二分されたバレエ団の内紛のみにとどまらず、国家をも巻き込んでいきました。

そうした混乱の最中にあるボリショイ劇場の内部に、英BBCの撮影チームが史上初めて撮影を許され、秘密のベールに包まれた舞台裏をとらえたドキュメンタリー映画『ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏』(配給:東北新社/Presented by クラシカ・ジャパン/宣伝:セテラ・インターナショナル)が、今秋日本でも公開されることとなり、それに先駆け行われたメディア向けの試写会にお邪魔してきました。

本作品では、フィーリン襲撃を計画し、同年12月3日の裁判で懲役6年の判決を受けた同バレエ団のソリスト、パーヴェル・ドミトリチェンコの裁判や経過を追いながら、傷つきながらも最高の舞台を創り出すため、ひたむきにバレエに打ち込むダンサーたちの姿が見事に映し出されています。また、『白鳥の湖』『ラ・バヤデール』『スパルタクス』など、映画に登場する美しいバレエシーンも見逃せません。
このシーンを観ただけで、実際にヨーロッパまで行ってバレエ鑑賞したくなる方も、きっとたくさんいらっしゃることでしょう。

映画『ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏』は、9月19日よりBunkamuraル・シネマを皮切りに、全国で順次公開されます。ボリショイ・バレエ団の素顔に迫ったこのドキュメンタリー作品を、ぜひ劇場でご覧下さい。


映画『ボリショイ・バビロン 華麗なるバレエの舞台裏』予告編


暑い夏はこれに限ります

更新日 : 2015年07月17日



P1080719


今年のスイスは、約12年ぶりとなる酷暑に見舞われています。日本ほど湿度が高くないため、日影にいると比較的楽に感じられるのですが、それでもフーフー言ってしまう厳しい暑さで、街歩きもなかなか大変です。

そんな夏のスイス旅行でお勧めしたいのが、湖でのクルーズ。爽やかな風はもちろん、避暑に湖畔へやって来た子供たちが、湖に飛び込む様を眺めるだけでも涼しなります。
と言うことで、私もユングフラウ地方にあるトゥーン湖で、ディナーを兼ねたクルーズを楽しんできました♪

スイスには、スイス国内で有効なユーレイル パスのホルダーであれば、無料で利用できるボートサービスがありますので、購入の際には特典もしっかりチェックしてくださいね!

スイストラベルパスやユーレイル パスは、出発前に日本で入手できます。レイルヨーロッパジャパンでは現在、「Grand Train Tour of Switzerland」を展開していますので、こちらも要チェックです! 

【取材協力】 ユングフラウ鉄道、レイルヨーロッパジャパン、インターラーケン観光局


オスマン軍楽隊が東京でパレード!

更新日 : 2015年06月08日



Mehter_Omotesando_1

トルコと日本の友好125周年を迎えた今年、イスタンブール軍事博物館所属のオスマン軍楽隊が来日し、公演とパレードが行われました。この軍楽隊は、数あるオスマン軍楽隊の中でも最高峰とされています。

Mehter_Omotesando_3

パレードには、目にも鮮やかな民族衣装に身を包んんだ音楽隊が、太鼓や笛を鳴らして歩き表参道を行進。来日中のトルコ海軍や一般の人も参加し、華やかなパレードとなりました。

Mehter_Omotesando_2

これぞ軍楽隊!自軍の士気向上や威嚇のため、軍楽隊を引き連れオスマン軍が戦争に赴いた場面が見えるようです。メフテルの本領発揮です。

Mehter_Omotesando_4

パレード終了後も、海軍の人たちに近寄って握手を求める人や、一緒に記念撮影をする人たちの姿など、トルコと日本の絆の強さが感じられる場面もたくさん見受けられました。

2015年12月5日公開予定『海難1890』特報動画 (配信元:東映映画チャンネル)


トルコ海軍といえば・・・ 和歌山県の串本町沖で、トルコの軍艦「エルトゥールル号」が沈没したのは1890年のこと。その際、近隣の住民が乗組員を救助したのを機に、両国の友好が芽生えました。今年は、そのエルトゥールル号の海難事件から125周年に当たります。

その時の様子を描いた日土合作映画『海難1890』は、2015年12月5日に公開予定です。この記念すべき年に、ぜひ劇場に足を運んでご覧下さい。


「UTAU DAIKU in ウィーン」の義援金贈呈式が行われました

更新日 : 2015年06月04日



2ND UTAU DAIKU

「UTAU DAIKU in ウィーン」が行われた楽友協会の黄金の間



東日本大震災復興支援プログラムの一環として、今年3月にウィーンで行われた「第2回 UTAU DAIKU in ウィーン」。都内にある駐日オーストリア大使館において3日、その義援金の贈呈式が行われました。

初回に引き続き第2回も会場は満席で、そのチケットの収益金と当日会場で募られた寄付金を合計すると、13,127.06ユーロ(1,706,518円)の義援金が集まりました。


P1070403


贈呈式は、歌手で世界音楽合唱チャリティー協会(WMC)の会長夫人である小林幸子氏と、ウィーン音楽事務所社長のルドルフ・ブッフマン氏をプレゼンターに迎えて行われ、福島県南相馬青少年文化スポーツ育成協議会を代表して金子洋一氏に義援金が授与されました。


P1070301

美しい歌声を披露してくれた来日中のウィーン少年合唱団



この義援金贈呈式には、来日中のウィーン少年合唱団と、福島県南相馬市で活動する中高生合唱団「南相馬ジュニアコーラス」(以下MJC)も参加。まずはウィーン少年合唱団により、オーストリアの第2の国歌とも言われるヨハン・シュトラウス2世の『美しく青きドナウ』が披露され、次いで被災地の子どもたちの言葉を集めて歌にしたMJCのオリジナル曲「PLAY」、そして最後に全体で復興支援ソングの『花は咲く』が歌われました。


第2回 UTAU DAIKU in Wien (2015) の様子
配信元:一般社団法人 世界音楽合唱チャリティー協会



「第3回 UTAU DAIKU in ウィーン」は、2016年3月7日に開催予定。日本からも合唱に参加できるツアーが催行されているので、興味のある方はこちらをご覧ください。


日本スロヴェニア親善大使に落語家の桂三輝氏

更新日 : 2015年06月03日



IMG_8152


外苑前にある LOUNGE by Francfranc にて2日、「日本スロヴェニア親善大使任命式と就任発表会見」が行われました。
今回、日本スロヴェニアの親善大使に任命されたのは、スロヴェニア系カナダ人の落語家の桂三輝(さんしゃいん)氏です。六代桂文枝氏の15番目のお弟子でもいらっしゃいます。

英語はもちろん、日本語や仏語などを自在に操り、日本伝統の文化である落語を世界中に広める活動もなさっています。
すでにスロヴェニアでも2回の公演を成功させ、今月からまた世界ツアーへ出発されるそうです。スロヴェニア公演は秋になる予定とのこと。

P1070232


桂三輝氏は、駐日スロヴェニア大使館、日本スロヴェニアビジネス協会、スロヴェニア日本友の会の3団体から親善大使に任命されています。

アルプスの南端に位置するスロヴェニアは、オーストリア、ハンガリー、クロアチア、イタリアに囲まれた人口200万人の小さな国。面積は四国とほぼ同じ、GDPは352億ユーロで、鹿児島県と同じレベルの経済規模を持ちます。


P1070191


独自の言語を持ち、スラブ文化圏の国ですが、隣国イタリアの影響も大きく良質のワイン、ホップなども生産されています。
そうした地理的な影響は料理などにも見られますが、日本人にも馴染み深い「そばの実」を食べるという共通点もあります。
スロヴェニアについては、こちらもご参照ください。


P1070209


桂三輝さんによる、スロヴェニア音楽もスロヴェニア語と日本語の両方で披露されました。アコーディオンがとってもお上手なのでびっくりです!
どんな曲にもメジャーかマイナーいずれかのキー(調)がありますが、スロヴェニア音楽にメジャーキーしか存在しないのだとか。そのせいもあって、めちゃくちゃ明るいです。


IMG_8187


会場となったLOUNGE by Francfrancの2階にあるMugカフェでは、2015年5月15日(金)より発売が開始された「NIKA ZUPANC×Francfranc」のコレクションのデビューを記念して、6月30日(火)までの期間限定で、スロヴェニアカフェが開催されています。


P1070252


期間中は、スロヴェニア名産のハチミツやパンプキンシードオイルをはじめ、そば粉を使った料理、「ボグラチ」と呼ばれるシチューなど、スロヴェニアの伝統料理を、NIKA ZUPANC デザインの食器で楽しめます。


P1070242


その他にも、そばの実のケーキなどのスイーツメニューも充実しています。
今東京でスロヴェニアン・スイーツが楽しめるのは、この「Francfranc × スロヴェニア カフェ」だけですので、ぜひお出かけ下さい。


巨匠ターナーの半生を描いた映画 『ターナー、光に愛を求めて』 6月20日公開

更新日 : 2015年05月26日





英国が誇るロマン主義の画家、ターナーの半生を題材にした映画『ターナー、光に愛を求めて』(2014/原題:Mr. Turner/英・仏・独/英語/150分)が、2015年6月20日からBunkamura ル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか、全国で順次公開されます。

この公開に先駆けて先日、渋谷で行われた特別試写会とトークイベントにお招きを頂いたので、ネタバレにならない程度にそのお話をさせて頂きます。


IMG_7989

6月20日から公開される映画『ターナー、光に愛を求めて』


さて、この作品の主人公であるジョゼフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775-1851)という画家を、皆さんご存じでしょうか?

1775年4月23日、ロンドンのコヴェントガーデンで理髪店を営む一家に生まれたターナーは、後世の印象派の画家たちにも大きな影響を与えた、ロマン主義を代表する風景画の巨匠です。

学校教育をほとんど受けることなく、特異な環境で少年時代を過ごしたターナー。ですが、幼くしてその画才を開花させ、14歳という若さで英国最高峰の芸術学院であるロイヤル・アカデミーに入学。そして、若干24歳でロイヤル・アカデミーの準会員に、その3年後の27歳の時には史上最年少で同アカデミーの正会員に選出され、32歳の時にはロイヤル・アカデミーの遠近法教授に就任した人物です。

ターナーは生涯独身を貫きましたが、これは8歳の時に妹のメアリー・アンの死を機に母親が精神を病み、その大きな影響によるものと言われています。とはいえ、女性の影がまったく無かったわけではありません。気むずかしい性格でとっつきにくく、おまけに口べた。その上、お世辞にもハンサムとはいえなかったようですが、むしろ盛んだったようです。


Mr. Turner 2

(C) Channel Four Television Corporation, The British Film Institute, Diaphana,
France3 Cinéma, Untitled 13 Commissioning Ltd 2014.


スケッチブックを手放すことなく、常に自然と向き合い、その目に映ったものを貪欲なまでに描きとめるターナー。この映画の中にも、そんなターナーの姿が、英国の美しい風景と共に何度も登場します。特にターナーは海や山岳風景に傾倒し、英国内外の各地をよく旅したことから「旅の画家」と呼ばれています。作品に登場する英国の田園風景は、ターナーの生きた時代の風景が見事に再現されています。

ターナーの色彩の特徴と言えば、イエローが非常に印象的ですよね。そうしたことからターナーはまた、「光の画家」とも言われています。絵画で「光」というと、「光の魔術師」と謳われるフェルメールを連想される方も多いかと思いますが、もし私がこの「光」という言葉を用いてターナーを表現するなら、「『光の砂時計』に生きた画家」と言ったところでしょうか。
人生はよく砂時計に例えられますが、ターナーは光を追い求めながらたった76年の人生で、100年分のことをやり遂げてしまったからです。

印象派を代表する画家モネが、パリで行われた第1回印象派展に『印象 -日の出-』を出展したのは、ターナーに遅れること50年。1874年のことでした。
つまりターナーは、18世紀の写実的なスタイルから「印象派」を経て「抽象画」まで、美術界がその発展に1世紀を費やしたことを、それよりもずっと早く、しかもたった一人で成し遂げてしまったのです。天才どころか、とても人間業とは思えません!

映画のタイトルにもあるようにターナーは「光に愛を求めた」のかも知れませんが、それと同時に「光もターナーに何かを求めていた」のではないか、私はそんな気がしています。ターナーと光にしか分からない不思議な関係が・・・。


IMG_7975

上映の後に行われたトークショーで、メイキング映像を見ながら作品を振り返る
美術ジャーナリストの鈴木芳雄さん(左)と、テレビやラジオで活躍するDJAIKO062さん(右)


この映画『ターナー、光に愛を求めて』を手がけたのは、『秘密と嘘』や『ヴェラ・ドレイク』で知られる名匠マイク・リー監督。なんと構想に、12年の年月を費やし、映画化に至ったそうです。

今回の作品の中でマイク・リー監督は、ターナーの知られざる変人ぶりも実に巧みに描写しています。中でも印象的なのが、ターナーがロイヤル・アカデミーで自分の作品に、赤い絵の具を落とすシーンなのですが、それを見てコンスタンブルが発した言葉は、実際に居合わせた多くの人によって残されているものだそうで、そうした台詞からもターナーの時代が感じられるような作品に仕上がっています。

小耳に挟んだ話によると、意外にも英国の映画館では笑いもでる場面もあったとか、なかったとか。日本人的には笑う要素はほとんど見当たらないのですが、劇場ではその辺りも是非チェックしてみて下さいね。
ちなみに私は・・・と申しますと、笑いというよりも、むしろ「あっ!これ上手いな~」っていう感じる描写の方が多かったです。


National Gallery

ロンドンのナショナルギャラリー (C) VisitBritain / Britain on View


死後、自分の作品の扱いまで気にしていたターナー。ターナーはおよそ300点の油絵と2万点近くの水彩画を残しましたが、自分だけの作品を1ヶ所に集めて展示したいという願いから、そのほとんどが国家に寄付されました。

ターナーの遺言には、フランス人画家クロード・ロランの作品と自作画2点を並べて展示することとした条項がありましたが、現在これらの絵画はナショナル・ギャラリーと、1985年にテート・ブリテンに増設されたクロア・ギャラリーに分散して収蔵されています。

どちらのギャラリーも常設展は入場無料。また、ナショナルギャラリーでは、日本語に対応した60分のオーディオガイドも用意されていますので、次の英国旅行の際には是非足を運んでみて下さい。じっくりとターナーの作品と向き合いたいという方は、特にオフシーズンがお勧めです。本作品の中にもターナーの作品がたくさん出てきますので、出発前にはこの映画『ターナー、光に愛を求めて』をご覧になるのもお忘れ無く! 

また、本作品で第67回カンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞した「ハリー・ポッター」シリーズのティモシー・スポールの名演技も必見です。映画は、2015年6月20日から全国で順次公開されます。


バラ薫るトルコ西地中海地方への旅

更新日 : 2015年05月25日



P1060838

トルコ西地中海地方のプレゼンテーションを行う
トルコ共和国大使館・文化広報参事官室の大森氏


都内有数のバラの名所として知られる鳩山会館(東京都文京区)で先日、トルコの西地中海地方を紹介する観光セミナーが開催されましたので、今回はその内容を一部ご紹介しましょう。

世界屈指のリゾート地、アンタルヤ


Antalya_3

(C)West Mediterranean Development Agency


「アンタルヤ」「ウスパルタ」「ブルドゥル」からなるトルコ西地中海地方は、世界屈指の観光地。中でも同地方最大のアンタルヤは、なんと世界の訪問都市ランキング3位! 年間1,100万人もの外国人が訪れる一大リゾートです。

Antalya_1

(C)West Mediterranean Development Agency


アンタルヤは、暮らしやすさランキング2位(CNBC-e Business)に選ばれている他、TUI調査による「世界トップ100ホテル」では、このアンタルヤにある21のホテルがランキングされています。

そうしたこともあってか、世界各地のプロのスポーツチームが、合宿地に選んだりする土地としても知られています。

Antalya_2

(C)West Mediterranean Development Agency


さらに42におよぶ古代都市遺跡、トルコに計40あるうち5つの国立公園を有し、ピアノやジャズ、アートなど国際的な文化イベントやスポーツイベントも、年間を通じて多数開催。2016年の花博「アンタルヤ国際園芸博覧会」の開催地でもあります。


最高級のバラの産地、ウスパルタ


そんなアンタルヤの北110キロに位置するウスパルタは、最高級のバラ「ダマスクローズ」の産地としてよく知られています。

Isparta_1

(C)West Mediterranean Development Agency


キリスト教の国々では、バラは「ビーナスの象徴」としてお馴染みですが、イスラム圏では「予言者ムハンマドの象徴」として、ずっと大切にされてきました。トルコではまた、聖母マリアを「棘の無いバラ」と呼び、幼い子どもを愛情を込めて「一株のバラ」と例えることもあるそうです。

オスマン朝時代には、バラは頭痛緩和や胃腸障害の改善といった医療にも用いられていました。

Isparta_2

(C)West Mediterranean Development Agency


暮らしやすさランキングで3位に位置づけているこのウスパルタでは、世界のローズオイル生産量の60%が製造されているのをご存じでしょうか。

この町には4,600エーカーの農場に6,900の生産者がおり、ローズプロダクトが7,000トン、ローズオイルが1,000キロ、そして158トンのローズウォーターを市場に送り出しています。

バラのコスメ

ローズウォーターを販売する「ローゼンセ」は、トルコやヨーロッパのセレブ御用達の人気ブランド。日本でも薬事法に基づいた品質チェックを定期的に行われているブランドで、イスタンブールのバザールや街中でも手軽に購入できることから、お土産にもお勧めです。

バラをモチーフにした小物

ウスパルタ周辺では、こうしたバラのコスメ以外にも、バラをモチーフにした伝統的な置物やアクセサリー、小物などもたくさん作られています。上の写真の瓢箪のような形をした水色の置物は、ズッキーニ(かぼちゃ)を用いて作られています。

バラは「愛」と「平和」を意味しますが、こういう花言葉が生まれのも17世紀のトルコでした。
とにかくトルコの人はバラの花が大好きで、愛する人にバラを贈るという習慣はかなり昔からあったそうです。

Isparta_3

(C)West Mediterranean Development Agency


ウスパルタはまた、バラだけでなくその豊かな自然でも良く知られています。
「エーイディル湖」は、アンタルヤから186キロの海抜917メートルに場所にあるトルコで4番目に大きい湖で、その面積は482平方キロメートルに及びます。

ビシディアのアンティオキア(アンタキヤ)は、初期キリスト教の理論家でもあり、新約聖書の著者でもある聖パウロが、布教活動を行った都市で、聖パウロがビシディアからアンティオキアへの伝道旅行で通過した「エビグラフィック渓谷」は、クリスチャンにとっての聖なる場所の一つとなっています。

Isparta_4

(C)West Mediterranean Development Agency


世界で最もフレッシュな呼吸ができる、と言われているのが「クズルダー国立公園」。一方「コワダ国立公園」は、多様な樹木からなる自然の植物相で、赤松からエッセンシャルオイル、野生のオリーブからテレビン油などが採取されています。

その他にも、このウスパルタにはダヴラズ山やデデギョル山、プーリーオークウッドの森、ダンジョン洞窟、プナルギョス洞窟などの見どころも多く集まっています。


トルコ湖水地方の町、ブルドゥル


ウスパルタの西25キロに位置するブルドゥルは、絨毯やキリムで有名な町ですが、美しい湖が集まるトルコの湖水地方の町でもあります。「サルダ湖」は、世界屈指の透明度を誇ります。

Burdur_1

(C)West Mediterranean Development Agency


ブルドゥルはまた、太陽光発電にとって最良の立地と言われ、ここで採掘される「ブルドゥルベージュ」は、大理石セクターでは世界的に有名なブランドでもあります。

年間の生乳生産量が30万トン。自然・歴史の美しさを活かしたエコツーリズムや、カルチャーツーリズムが楽しめる町で、20のツーリズムライセンス施設を有します。

Burdur_4

(C)West Mediterranean Development Agency


このブルドゥルには、トルコ最長の洞窟「インスユ」があります。長さは597メートル(測定距離8,350メートル)で、洞窟内の水は糖尿病にも効果が確認されています。

9,000年の歴史を持つブルドゥルは、牧畜や農業を通じて人類の定住が始まったとされるピシディア地方でもあります。
エイルディル湖の南西、アーラスン山(西トロス山脈)の南麓、標高1,450~1,700メートルにある「サガラッソス」は、現在も発掘が続けられている大遺跡。ヒッタイト文書にも登場するなど、ヘレニズム時代よりもさらに古くから栄えた古代都市でした。

Burdur_3

(C)West Mediterranean Development Agency


アレキサンダー大王の征服後、紀元前1世紀後半にローマ領となり、帝政ローマ時代。五賢帝時代に最盛期を迎えました。この遺跡には、保存状態の良いヘレニズム時代、ローマ時代の建築物が残り、ユネスコ世界遺産の暫定リストに登録されています。

また近年は、ニンフェウムを造らせたマルクス・アウレリウス帝の大理石像の発見でも、世界的に話題となりました。その他にもブルドゥルには、標高1,000メートルを超える場所にある「キビラ」など、遺跡マニアにはたまらない見どころも充実しています。

山あり、ビーチあり、湖あり、バラあり、洞窟あり、遺跡あり…
トルコの魅力がびっしりと凝縮された西地中海地方を、皆さんも旅してみませんか?


1 2 3 4 5 6 7 8 9 14

このページの先頭へ