03. ブダペスト市民の胃袋を支える中央市場
指さしOK! 市場で味わう庶民の味
ブダペスト市民の胃袋を支える中央市場の2階には、衣料品や民芸品などを扱う店舗の他に、もう一つツーリストに魅力的な一角がある。それが鮮やかな色彩で、来場者の視覚や嗅覚を刺激するフードスタンドだ。
だが値段だけを見てみると、さほどお得とは言えなさそうだ。
例えば、右の写真にある串にささったソーセージのベーコン巻きに、ポテトとサラダの付いたプレートが2,600フォリントしたり、ハンガリーの代表的な家庭料理「パプリカーシュチルケ」(パプリカチキン)や、ロールキャベツ1個が1,390フォリントであったりする。着席できる同じフロアのカフェテリアに至っては、さらに高くなる。
ちなみにブダペストの中心部にあるカジュアルなビストロでは、ランチなら2コースメニューが2,000フォリント前後で、3コースメニューでも2,500フォリント程度で食べられる店も少なくない。
とはいえ、言葉の問題は別としても、ビストロやレストランまで行く時間がなかったり、一人でレストランに入る勇気がない、お店探しも面倒といったツーリストにとっては、とてつもなく魅力的なスポットであるのも事実だ。
なので後は、懐具合や胃袋と相談しつつ、上手に活用したいところである。
ブダペストは治安の良い街だが、残念ながらここだけは、日本人観光客を狙ったスリなどが後を絶たないという。特に狭い場所で人とすれ違う時は手荷物に十分に注意しながら、ローカル気分でショッピングや地元グルメを楽んでみよう!
お土産リストには、定番のワインや粉パプリカ、刺繍などの伝統工芸品以外にも、パプリカの塩漬けから作られた瓶詰めの辛味香辛料「エローシュ ピシュタ」(Erős Pista)や、ハンガリーの国民的なリキュール「ウニクム」(Unicum)なども加えてみてはいかがだろうか。
ブダペスト中央市場 |
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